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淫乱元妻 (14)

淫乱元妻 (14)

(もうすっかり恐る恐る……)

ガラリ! (戸を開ける音)

よおー! しばらくー! みんな元気だったかー?

(誰、この人…。一同、冷たい目)

前回が2007年の10月2日だったから、今度は何と4年5ヶ月ぶりってかー! イヤー参った参った! アハハハハ! 

(なに100万年前とおんなじこと言ってんのよ…。ばっかじゃないのーって目)

まー、ふつー、こんなにアイダ置かねえよな。(竹中直人風に頭をポンポンと叩きながら)アイダたー、なんちってな!

(しーん……)

ありゃー? ずいぶん間を空けてたうちに竹中直人風は受けなくなってたってかー? ええー?(と耳に手を当てる)

(いや、それは最初から)

アハハハハ…! まあいいや。

んでさ、ホントのこと言うと、この授業な、ずいぶん間を空けちまったし、すっとぼけて続きヤルのやめようかって思っていたわけだ。いや、実際、誰も続きを気にしていなそうだし(笑)。なもんだから、ばっくれても問題ねえだろってな。

そんなある日のことだ…

(どんなある日だよ)

そんなある日のこと、LEXICONで別のエントリーを書いてた時、ああっ!って思ったことがあったんだわな。このエントリーだ。「至福の穴」。これってば、glory holeって言うんだが、略せば、GHってなるじゃねえか。んでもって、この翻訳講座シリーズのしょっぱなで、このテキストのタイトルに出てくるGHって何だ?ってことになって、「ここんとこの、G.H.てのは良く和姦ねえが……G.H.ってのは多分イニシャルだな。ストーリーを追ってるうちに分かるベー。」なーんてこと言ってたんだな。

トンでもねえ間違いだったぜ! GHってそのものズバリglory holeの略だったってこった。したがって、このストーリーのタイトル「ExWife G.H.Slut」つうのは、「至福の穴の淫乱元妻」つうことになるわけだ。

しっかしよお、こういう略語はもっちろん辞書に載ってるわけじゃねえし、ネットで調べようにも、GHだけじゃ取りつく島もねえよな? そう思わねえか? エロ小説界では常識レベルの略語なのかなあ。うーむ…

と思って、ご本家のDarkwarndererにアクセスしてみたんだわ。おいおい、どーなってんだよってな。んでもって作者のJeepsterの作品リストを開いてみたんだわ。ここだが。したらば、ありゃ? って、ズッコケちまったぜ。ええっ? ちゃんとタイトルではEx Wife, Glory Hole Slutってなってるじゃねえか。本文のテキストファイルの方だけ、G.H. Slutって、すらっと書いてるんだもんなあ。やんなっちまうぜ。な?

まあ、そんなこんなのブランク期間だったっつうわけだ。地震もあったわけだし、勘弁してくれってなッ!

(チッ! 地震の前からほったらかしてたくせに!)

んじゃ早速おっぱじめるぞ。前回の続きの文章がコイツだ。

After getting a few rolls of quarters we went back inside,much to the delight of these strange men who seemed really interested in the slutty wife's appearance. We browsed for awhile to work up enough courage to proceed,looking at the posters showing which flicks were playing in each booth.

ここんとこの最初のとこ、After getting a few rolls of quarters we went back insideのところだが、いきなりよくわかんねえ感じだな。その、a few rolls of quartersってところだ。何だコイツは?

まあ、そいつを除けば、「rolls of quartersをふたつみっつ手に入れた後、俺たちは(ブースの)中に戻った」ってことなんだがな。

まずはquarterだが、これは知ってるヤツのほうが多いよな。4分の1だ。なんの4分の1っつうかというと1ドルのな。つまり25セントコインということな。このコインは割とアメリカでは使うんだよな。んで、俺なんか、滅多にアメリカに行かねえで日本にばっかいるから、おカネ関係での頭の中の計算システムが、だいたい5か10を単位になってんのな。5円、10円、50円、100円、500円ってな。んだから、この25っつうのが入ってくると、無意識でしてた計算を意識的にしなくちゃいけねくなるんだわな。75とかってややこしいの混じってくるしよ。

あ、そう言えば、ちょびっとこの前、ニューヨークに行ってきたんだけどよ、いきなり初日に間違ってしまったんだわ。スーパーに入ってな、まとめていろいろ買っていったん出てきたんだけどよ、つい、買ってこいと言われてたタイプの肉を買い忘れてよ、もう一回、買いに入ったわけだ。そんときによ、店頭によ、1パウンドあたり$3.5ってあったんよ。で、これよ、その3と5の間の点をよ、小数点と思っちまったわけだな。ああ、1パウンド3ドル50セントなんだなってな。で3パウンド買ったので、10ドルと50セント払っちまったわけだ。店のやつが変な顔してよ、Is this OK?みたいなこと言うから、オーケー、オーケー、オーケー牧場!ってなハリウッドスマイルでひょこひょこ買って帰ってきたわけだ。

甘えかったよ。そうだよ、頭では知ってたんだが、慣れってのはしょうがねえよな。アメリカの値札の「点」は、ドルとセントの区別だったんだわな。だから$3.5ってのは、あれな。3ドル5セントってことな。だから3パウンドなら9ドル15セントだったツウわけだ。しくったぜ。つか、アメリカ人、小数点、分かんねえのかよって!

で、何だっけ? ああ、クオーターな。こいつはこれでいいよな。そこはあんま問題ねえんだが、分かんねえのは、a few rolls of quartersのrollってところなんだわな。

rollと言ったら、やっぱ、巻物だよな。つうと、アレか? よく銀行なんかで紙幣を硬貨に変えてもらったりすると50枚くらいをまとめた巻物の状態でもらうわけだが、あの巻物か? そいつを2、3本もらってきたと? こんなやつか?

Roll-of-quarters.jpg

個室ビデオでビデオ見るのに、そんなに硬貨を集めてきてどうすんの?

まさか、アレか? アダルトショップだとやっぱりヤバい連中がいるかもしれないわけだから、もし、なんかのトラブルが起きて乱闘になった場合のことを考えて、武器に使おうと。そういうことか? 硬貨の巻物を握りしめたら、確かにこぶしにパワーが出るからな。

そんなのダメだって。つか、それだったら、おカネで武器がわりにするなんて回りくどいことしないで、家から武器になりそうなもの持って来ておけっちゅーの。

あ、それとも、アレか? この淫乱元妻が燃え上がった時に、この硬貨の巻物をディルドがわりにアソコに差し込んで、アヘアヘさせようって魂胆か? えぇ?

これもダメだって。だったら最初からオモチャを持ってきておけってな。

まあ、よくよく考えてみれば、クオーターって25セントなわけで、一枚、日本円で20円くらいなわけだ。そんでもって、日本でもホテルとかでエロ・ビデオ見る時は10分100円くらいするんだろ?(知らんけど) 

だとすっとよ、クオーターでエロ・ビデオを見るの、すげー、忙しいことになるんじゃねえか? 何つうか、しょっちゅう、カチャリ、カチャリってコインを入れ続けなきゃならねえって。まあ、多量にコインを用意しておかねえと、あっ、イキそうって時にコインが足りなくて、真っ黒の画面に射精ってな羽目になっちまうな。

その点、日本だと100円玉があって、コイツ一枚でクオーター5枚分だから、比較的余裕が出るな。

ま、だから、今からエロ・ビデオ見まくるぞって意気込んで行く時は、思いっきりよく、コインの巻物を2、3本抱えて突撃する必要があるってわけだな。アメリカも面倒くせえところだぜ。

ところでよ、今のビジネス・ホテルとかは室内でビデオ見る時、たいてい、カード式になっているような気がすんだが、どうなだろうか? 部屋の外、廊下の片隅あたりにカードの自販機が置いてあって、1000円くらいか、プリペイド・カードが置いてあると。で、そいつを買って部屋に戻って、カード挿入するとチンポ挿入するところが見えるとかってな?

だけれども、ひと昔まえだと、そういうのがなくってよ、ビデオ見ると自動的に部屋の料金に加算されて、チェックアウトの時に払うって形を取ってるホテルも多かったものよ。アレってば、フロントで生産する時、結構、赤面しちまうことが多かったんだよな。ちょっと上の年代の人だったら思い当たることがあるんじゃねえのか?

フロントでチェックアウトするとき、フロントの人に、「お部屋の料金がコレコレで、ビデオ料金のコレコレが追加になりまして、コレコレの金額になります」ってか、そんなことを言われるわけだが、その「ビデオ料金」ってとこ、直接は言ってないけど、「お客さん、この料金分のエッチビデオをご覧になったんですね? ウヒヒ…」って言われているようなもんだわな。

この状況、フロント担当の人が若い男でも若いお姉ちゃんでも、どっちでも気まずくなるっていうか、こっちとしては、ああ、やめてくれ、そんなにはっきりと言わんでおくれよーって泣きたくなる瞬間じゃねえかって、そう思ったもんだ。

実際、俺なんか、旅先のビジネスホテルに泊まるときとか、たいてい夜は出張先の知り合いと飲みまくっていて、すっかり酔っぱらってるからよ、完全ヨッパでつぶれる寸前だったらエロビデオは見ないんだが、中途半端に酔ってると、そりゃ見ちゃうじゃん! 見ずにいられなくなるじゃん!

で、普通はすぐ抜いて(笑)寝ちまうもんだけどよ、酔いのレベルがもうちょっと深かったりすると、見ながら眠ってしまったりするわけだ。そうなったら目も当てらんねえぜ。ま、たいていは1時間(?)くらいで自動的に切れるようにはなっていたような気がするが、いつだったか、そのストッパーがついてない装置の部屋に泊ってな、そんでエロビデオを見ながら眠りこけちまったことがあったんだわ。

翌朝、外が明るくなって目が覚めたら、テレビがつきっぱなしでな、まーだ、アッハン・ウッフンってやってんのよ。しかも大音量で。隣の部屋に泊ってた人、うるさかっただろうな。だが問題はチェックアウトのフロントだわな。2000円近く請求されたけど、あの時のフロントのお姉ちゃんの「お客様に失礼になるから、絶対、無表情を保たなきゃダメ、本当にダメ!」って感じがアリアリの無表情の表情がかえって心に染みたってもんだった。

ああいうことがなくなっただけでも便利になったもんだな?

で、何の話だったっけ? ああ、そうだ、訳の続きだ。

ま、そういうわけで、After getting a few rolls of quarters we went back insideの部分は、「25セントコインの束をふたつみっつ手に入れた後、俺たちは(ブースの)中に戻った」って訳になるわけだな。

んで、その後に続く、much to the delight of these strange men who seemed really interested in the slutty wife's appearanceの部分に移ることにするぞっと。

まあ、この部分のto the delight of Xのところだが、英語参考書的な訳し方をするなら、「Xが喜んだことに」とかって訳になるんだろうな。んでもって、こいつの前にmuchがついてるので、「Xが大変喜んだことに」ってなると。

で、Xの部分だが、who以下の関係節がくっついてるから、そのまんま、直訳すれば、「淫乱妻の登場に実に興味を持っているらしい、この男たち」となるわけで、つなげて訳すとすれば、「淫乱妻の登場に実に興味を持っているらしい、この男たちがたいそう喜んだことに」となるわけだ。

だが、これじゃあ、あんまりにも翻訳調だよな。文書はエロ文書だ。すらすらと読めないと、何と言うか、エロ脳になっているのに、頻繁に理性脳に突っ返されるような感じで、気持ちが乗らないってことになっちまうわな。まあ、俺の場合は何にでもエロを感じられるから、それでも別に問題ないが、普通の人はそうもいかないからな。

あ、そこの君、「つか、アンタにはエロ脳しかないじゃん、理性脳なんて1グラムもないじゃんなん」って思ってないか? いや、まさしくその通りだが。

で、話しを戻すと、翻訳調ってのがどうしてあるのかということが背後にあるのかもしれない。何と言うか、別に普通どおりの直訳で日本語に直すと、どうして翻訳調って印象になってしまうかという問題だ。こいつはナカナカ厄介な問題かもな。つか、一般論みたいなのはなくって、個別的に表現タイプごとに考えなければいけないかもだ。

(チャイムの音)

おっと、時間かよ! せっかくのってきたのに。アハハ…

つうわけで、上の部分で直訳するとどうして翻訳調になっちまうのか、それを直すにはどうしたらよいかというのは次の話しにしよう。宿題だな。アハハ……

で、次はというと、3年後か? アハハ…

まあ、もうちょっと頻繁に顔を出すことにするから、そんな恐い顔しないでくれよ。なっ! 写真貼っとくからよ!


minogasite_20120508222529.jpg

あはっ!
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淫乱元妻 (13)

(恐る恐る・・・・)

ガラリ! (戸を開ける音)

あひゃひゃひゃー!!! よおー! しばらく! みんな元気だったかー?

(しーん・・・。一同、冷たい目)

前回が2006年の7月10日だったから、1年2ヶ月ぶりだなー! イヤー参った参った! アハハハハ!

(しーん・・・。誰、この人って目)

まあ、そう怒るなって。いや、俺も分かってるよ、こいつナニ考えてんだよってな。多少は自覚はあるわ。アハハ! つか、俺も、前回の授業やった後、少し書きかけてたんだぜ? 

信用ならねえってか? いや、書きかけのテキストファックじゃなくってテキストファイルが残ってたんだ。引用してやるよ。日付が2006/7/16。どうだ、殊勝な心をしてたもんだろ?

{引用}
ヘイ!ヘイ!ヘイ!
ふんちゃかちゃっちゃ、てなもんだい!

よっ! 今回は出てくるのが早かっただろう。やる時はやるよ、アタクシも。と言うわけで、前回の次の文がこれだ!

She must have gotten emboldened by the men's hot stares because she told me that she wanted to go in the backroom to see some of the porno movies in the peepshow booths.

こうやって、いきなり本題に入るところが男らしいぜ! 男はやっぱ、いきなり入るってところか? え? 前戯? 

{引用終わり}



ま、「前戯?」って言葉で終わってると言うか、その先が続かなくて放置してたってところが俺様らしいといえば、らしいってかー? えー?(耳に手をやり、竹中直人風に)

(しーん:一部、怒り顔)

しょうがねえわな、こういう性格だからよー。途中までやりかけて、「やっぱりやめました」って安倍るのもアレだし、ま、間を置いても続けようとしているとこは、褒めてくれや。な?! アハハ!

(すこぶる、しーん・・・呆れ顔)

つうことで、前置きはそこまでだ! 早速始めるぞ! 1年2ヶ月前の前回の続きの文が、これだ!!! (ってか、繰り返し)

She must have gotten emboldened by the men's hot stares because she told me that she wanted to go in the backroom to see some of the porno movies in the peepshow booths.

まあ、もう前回までの話の流れとかは、各自復習な! ま、エロ・カップルがアダルト書店に入った、ってそんな流れだ。で、エロい元妻が男たちの注目を浴びたってとこ。

とりあえず、文を見てみると、becauseの前までは、大丈夫か? 難しそうな単語としては、アレか? emboldenedとか?

だがな、一見、難しそうな単語に見えても、分解すると簡単になるんだわな。そこんとこ知ってると、単語も怖くねえぞ!

こいつもそれだ。emboldenっつーのを2つに分けろって言われたら、やっぱ、em-とboldenに分けらるよな。で、em-だが、ま、en-つう風に エムになるときとエヌになるときもあるけど、エスとエムなら大違いだが、たかがエヌだ、そこんとこは大目に見て無視すると、こいつは、「~にする」って感じの部品なんだわ。

ほら、largeって語は簡単だから分かるよな? 俺のち○ぽの形容に使われる典型的な形容詞で、デカイって意味だ。こいつにen-をくっつけてenlargeにすると「でかくする」ってことになる。そこに座ってるオネイちゃん、ちょっとスカートを捲ってくれたら、俺をenlargeできるぜ。アハハ!

(侮蔑視線)

dangerってのも分かるよな? 俺自身の代名詞だな。俺は、オンナにゃdangerだぜ、ウフフってヤツだ。こいつにen-をくっつけてendangerとすると「アブナくする」って感じだ。endangered speciesって知っとるけ? アレだ、「絶滅危惧種」とかってヤツ。絶滅しそうでアブなくなってる動植物だわな。ま、俺のような男の真価を見抜けるオンナも絶滅危惧種になりつつあるわな。

ま、余談はそんくらいにして、話を戻すと、en-の意味から、emboldenって言うのは、boldenにするって意味になるわけだ。boldenの最後の-enも「~にする」って意味で、重複してるが、そこんとこはちょっと無視すると、em-がくっついて、boldにするって意味だ。

あとは、boldの意味を知ってれば、足し算してemboldenの意味も分かるよな? で、boldの意味は何だ? 分かるヤツ、いるか?

「ハゲ!」

お! そこの受講生、反応が良いじゃねえか! 良く知ってたな。

そう、boldの意味はハゲだ。だから、emboldenの意味は「ハゲにする」だ。つうわけで、先の文のbecauseの前までは、「男たちの熱い視線に、俺の元妻はハゲにされたに違いない」って意味だ。男たちが目から熱光線を出して、妻の髪を焼き尽くしたんだな・・・多分・・・うん、うん・・・

・・・って、んなわけねーだろ!! 

ハゲはbaldだよ。間に入ってるのはAだ、ハゲのAshe のAって覚えとけ。発音はボールド。boldは、ボウルドて感じの発音で、「大胆」って意味だわな! 間に入ってるのはO。大胆おマンコのOって覚えとけ。emboldenは、「大胆にさせる」だな。(大胆おマンコって何だよ?)

つうことで、先の文は「俺の元妻は、男たちの熱い視線に、大胆な気分になっていたに違いない」って意味になるわけだ。

しかし、ナンだな? 熱い視線って言うけど、よくよく考えると、どんな視線なんだ?

文字通りの、熱光線じゃねえよな。目からビーム出す人間なんていねえし。

逆に「冷たい視線」とかとも言うわけだが、こいつはアレだよな。視線自体が熱かったり冷たかったりすると言うんじゃなくって、視線を投げかけている人、その人の気持ちが熱かったり冷たかったりするわけだな。さっきから、妙にひんやりした視線を諸君から感じるんだが、それはアレか? みんな、気持ちが冷えてるのか? 冷房、落とすか?

ま、そこんとこは、あんま突っ込まないことにしよう。アハハ。

で、次だ。becauseの中だ。

she told me that she wanted to go in the backroom to see some of the porno movies in the peepshow booths.

とりあえず直訳な。やってみると、「彼女は僕に、覗きブースでポルノ映画を何本か見に、裏部屋に行きたいと言った」 って感じだな。

で、前にも言ったかも知れないが、英語の間接話法はやっぱ、日本語だとぎこちないんだわ。直接のせりふにしちまった方が盛り上がるってことな。あと、代名詞とか一人称とかの微調整な。

でもって、そこんとこ考慮すると、こんな感じか? 

「・・・というのも、裏部屋に行って、覗きブースでポルノを見たいわって言ったから」とか。

あるいは、元妻の言葉を独立セリフとして立ち上げて、becauseの前後を工夫して、because自体を訳しださない手もあるかもな。

「ねえ、裏部屋に行かない? 覗きブースに入ってポルノを見てみたいの」

(こんなことを言うとは、彼女は)どうやら男たちの熱い視線に、大胆になったに違いない。


とかってな。括弧のところは、出すべきか、削るべきか迷うところだ。出しといた方が、分かりやすいかと思うが、削ったほうがサクサク読めるような気もする。ここら辺には正解はねえと思うぜ。

ところで、こういうアダルト書店で見るポルノのことだが、英語ではmovieと言ってるんだわな。映画だ。だけど、日本の感覚だとビデオとかだよな。いや、今の時代、ビデオも古くて、DVDか? アメリカでも、実際は、映画というフィルムではなく、やっぱ、デジタルものだし、日本のAVと同じようなもんだとは思うわけだが、なぜか、movieと言う言葉を使い続けているわな。

ともかく、日本では、AVとかのことを「アダルト映画」とは、ふつー言わないわけだ(ま、Vだからビデオなわけだが)。ここんところは、向こうと日本で感覚が違うな。日本で成人向けの「映画」となると、今は死滅しかかってる、ピンク映画とかを指しているように聞こえてしまう。先の訳でも、movieのところは訳さず無視し、「ポルノ」としか言っていないが、その理由は、こんなわけだわ。

つか、やがて、ビデオ・テープ自体がみな使わなくなって、DVDとかだけになったとして、そのときにも、相変わらずAVとかアダルト・ビデオって言葉を使ってるんだろうか? 4~5年位で、その答えが分かりそうだな?

つーわけで、ここまでだ、またな!

次は2年後か? アハハハハ!!

「淫乱元妻」(12)

(内心、ハラハラ、ドキドキ。・・・やべえなあ・・・こんだけ間を空けてしまったら、もう呆れかえって、受講生いなくなってんじゃねえのかなあ・・・)

ガラリ! (教室の戸を開ける音:つか、今時の教室の戸はガラリって音がするか?)

よー、みんな元気だったかー?

いや~~、悪い、わりい! 
ずいぶん、間をあけちゃったなあ。休講連発。俺もちょっと野暮用があれこれあってな。いあ~ホント、わりい、わりい!

アハハ! アハハ! アハハ!

(教室一同、しーん! 冷たい目)

アハハ! アハハ! アハハ! はぁ・・・

(ごほごほ)さて、今日から第3段落にはいる。3年かかって段落2つだ。20行もねえ。こんな授業、めったに聞けねえぞ。 (←聞きたくない! 一同)

じゃ、早速、原文を出すな。こいつだ。

While we were in there,she kept noticing the crowd of guys drooling all over themselves while watching her fondle the dildoes and prancing around the store. She must have gotten emboldened by the men's hot stares because she told me that she wanted to go in the backroom to see some of the porno movies in the peepshow booths. After getting a few rolls of quarters we went back inside,much to the delight of these strange men who seemed really interested in the slutty wife's appearance. We browsed for awhile to work up enough courage to proceed,looking at the posters showing which flicks were playing in each booth.

まあ細切れにして、1文ずつ行くか?

While we were in there,she kept noticing the crowd of guys drooling all over themselves while watching her fondle the dildoes and prancing around the store.

まずは文の構造からな。エッチするときも、まず相手の体の仕組みをキチンと頭に入れておかねえと、気持ちよくさせられねえってのは、エッチにご無沙汰の俺より諸君らの方が遥かにご存知だろう。それと同じで、気持ちええ訳に近づくには、まずもって文法、つまり文の構造からだ。

とりあえず、主節はどこかって探すわけだが、頭のwhileのとこは副詞節だわな。whileからthereまでな。その後が主節なわけで、ずず~って見て行くと、また後ろのほうにもwhileの副詞節がくっついてるのが見えると思うが、いいか?

主節の動詞んとこはkeep ~ ingがあるな。この「~」ってやつ、俺が学生だった頃は「にょろにょろ」って呼んでたんだが、そいつは今も変わんねえよな? で、keepにょろにょろingで「にょろにょろし続ける」って意味になるわけだ。ちなみに、個人的には、「にょろにょろ」じゃなくって「にゅるにゅる」って呼びたい気持ちも、実は、ある。オイル・プレイをしてるみたいで気持ちよさそうだし、「キープ・にゅるにゅる・アイ・エヌ・ジー」って、その言葉だけでもイキそうにならないか?

ま、そのアイエヌジーがくっついてる動詞は何かって言うと、noticeだ。noticeってのは「気づく」って意味だが、どうやって気づくかって言うと、そりゃ、目を使ってなわけだ。視覚な。んで、seeとかwatchとかも視覚関係の動詞なわけだが、こいつらが取る構造が、アレなわけ。目的語だけの場合もあるが、「目的語+~ing」とか「目的語+原形不定詞」とかを取ると。ここんとこのnoticeもそのパターンで、目的語がthe crowd of guysで、その後に、にゅるにゅるingのdroolingが来てるわけだ。

ちなみに、後ろの方のwhile節の中にwatchがあるが、こいつは、「目的語+原形不定詞」と「目的語+にゅるing」の両方の形を取ってるよな。目的語は両方共通でher。で、その後にfondleが原形で来てるし、その先に出てくるprancingがニュル・アイエヌジーとなってると。

つうわけで、noticeとかseeとかwatchとか視覚関係の動詞は決まったパターンを取るし、他にfeelとかの触覚とかhearとかの聴覚とかも同じ感じになるので、まとめて知覚動詞と呼ばれてるわけだ。ま、視覚関係で行くと、「誰々がにゅるにゅるするのを見る」って感じな。とりあえず、視姦してるような感じ。まとめて呼びたかったら、視姦動詞って呼んでもいいぞ。

この視姦動詞は原形不定詞を取るんだが、それとは別に、makeとかletも原形を取るのは知ってるだろう。あいつらは使役動詞って呼ばれてるが、こっちはSMっぽい。makeは強制的にあれこれさせるって感じだし、letは俺の得意の放置プレイだ。よって、まとめてSM動詞と呼んでみてはどうだ? ま、強制はしねえが。

ところで、後ろのほうのwhile節だが、どこに掛かってるかというと、副詞節は動詞のところに掛かるわけだから、可能性としてはkept noticingのところに掛かっているのと、droolingに掛かってるのの2つの可能性があるわけだ。で、どっちかというと、whileの後のwatchingが誰がやってるかってところが手がかりになるわけだ。で、誰がwatchしてるかというと男たちなわけで、したがって、後ろのwhile節はdroolingにかかってるって考えていいわけだ。

そんなところで、構造のだいたいは掴めたと思う。最初のwhile節は主節のshe kept noticing以下のところに掛かっていて、主節はと言うと、keepにゅるingの形で、そこのにゅるingのところが視姦動詞で、目的語がthe crowds of guys、そいつらが何をしているところかっていうと、drooling all over themselves。んでもって、二つめのwhile節は、このdrooling all over themselvesに掛かってて、while中では、またまた視姦動詞のwatching があって、その目的語がher。で、その彼女が何をしているところを見ているかというと、fondle the dildoes であり、andで結ばれて、prancing around the storeでもある、ってなわけだ。

後は、単語の意味だな。drooleってのは「涎れを流す」、fondleってのは「愛しそうにいじる」、pranceってのは「胸を張って歩く」って感じだ。辞書引いて、一番最初に載ってる訳語でオーケーだわな。

そんでもって、上の構造に忠実に語彙の意味をあてはめて、文の意味を取っていけば自動的に全体がでてくるだろうってことだわな。

さしあたり、直訳やっとくと、こんな感じか? 代名詞とかの調節は後回しにして、マジの直訳やっとくぞ。「私たちがそこにいた時、彼女は、男たちの群れが、彼女がディルドを愛しそうにいじったり、店の中を胸をはって歩き回るのを見ながら、涎れを自分の体全体についてしまうほど滴らしているのに気づき続けていた」って感じか?

drooling all over themselvesのところにわずかに工夫を入れちまったが、まあ、いいだろう。

ちなみに、droolの訳語のヨダレだが、そのまま普通に漢字変換すれば、「涎」となるのだが、あえて「涎れ」となってることに注意な。こっちとしては打ち込む時は、ヨダレレと打ち込んでるわけだ。これは、確か、フランス書院文庫のウェブページにエロ辞書があって、そこでの解説にあったと思うのだが(***)、エロ文章では慣習として、「涎」を「涎れ」と書くことになってるらしいのだ。

で、そこは確かにその通りだと思うのだよ。正直、漢字が苦手な俺だ。すらすら読みつつ、その情景を想像して、エロエロと盛り上がってきてる時に、いきなり「涎」って出てきても、とっさには頭に入ってこなかったりするんだわ。だが、たった一文字、「れ」がくっつくことによって、これが割とすんなり読めるようになるわけだ。

じゃあ、「ヨダレ」とか「よだれ」とかでいいじゃねえかって思うかも知れないが、ひらがな・カタカナだと、なんて言うか視覚的にスパン!と入ってこないんだわな。いくら川島教授が音読や計算が脳のためにいいって言っても、別に脳を鍛えるためにエロ小説を音読してるわけじゃねえしな。その点、漢字ってのは視覚的にズシンと入ってくる。そのストレートさと「れ」の添加による「読みやすさ」、そこらあたりのバランスってのが、文章では大事なのかも知れんな。え、俺の文章は読みいくいって? 見逃してくれよ、奥さん。

minogasite.jpg


しかし、なんだな。いいオンナを見て涎れを流すってよく言うが、俺は、本当に涎れを流している男を見たことがねえぞ。しかも、この文でいくと、流れた涎れで全身びっしょりときたもんだ。んなのねえって。

ま、要するに誇張表現ってことなんだろうが、それにしても、どうして涎れなんだ?

確かに、人間、涎れを流すが、そいつは、美味そうなものを見た時とかだ。梅干しを見て、両あごのところがキューっとなってじゅわーっと唾液が出た経験もある。だが、美人で涎れってのはどうなんだ? 体液関係で、美人を見て出るものって言ったら、やっぱ、発情真っ盛りの童貞君が思わず出してしまうプレカムとか、俺みたいな純情中年がそわそわして思わず出してしまう冷や汗とか、そんなもんだろう。

唾液は出ねえ。ま、そのセクシー美女が梅干しの乳首してたら話しは別だが。いや、梅干しでなくても、話しは別だが。白桃のような胸や尻をしてたら話しは別だが。つるつるの枝豆のようなクリトリスをしてたら話しは別だが。新鮮なアワビのようなアソコをしてたら話しは別だが(南三陸ホテル観洋か? しつこい)。

いや、確かに性欲と食欲ってのは、よく関係づけられるのは知ってるわ。だがだ、いい女を見て食欲はわかねえだろ、いやマジで。

まあなんだ、この話で引っ張ってもあんまつまらねえと思うからやめるが、結局、これは日本語の「鼻の下を伸ばす」と同じことだと思うわけだ。綺麗なおねえちゃんを見ても、キャバクラのおねえちゃんにおだてられても、鼻の下は伸びねえし、そんなの伸ばしてる男も見たことねえ。ただ、でれ~んとなって口の周辺が緩んだ表情はいっぱい見るわけだ。

美女を見てぽわ~んとなると、顔に締まりがなくなる。特に口元の筋肉が緩む。ここまでは生理的にそうなるんだろう。口があんぐりだらしなく開いたままになったりする。そうすると涎れも垂れそうに見えるわな。そこんところを捉えて、日本語では「鼻の下を伸ばす」となるし、英語では「涎れを流す」となるわけだわな。

「涎れを流す」は日本語でも、通じるわけだが、これは外来の表現じゃねえのか? よく知らねえが。

と、話しがまとまったところで、そろそろチャイムの時間か?

(・・・・し~ん・・・・)

(がーん! まだまだ、時間が余ってるじゃねえか。ネタ的に時間が潰せねえ・・・あ、そういえば、語彙で、もうひとつ残ってたな。fondleだ。こいつの話しでもして、適当に時間潰しでもすっか・・・)

いやまだまだ時間があるようだから、もう一つ、fondleの話しでもしておくぞ。fondleは「愛しそうに可愛がる」って感じの意味の動詞だが、これってば、勘違いから生まれた動詞なんだわな。

fondって形容詞は知ってるよな? あれだ、中学校とかで、I am fond of fucking a sexy girl.とかの文をみんなで音読して習ったことだと思う。be fond of = likeとかってな。あれだ、「好き」ってやつ。

で、英語には-lingってのを形容詞の後にくっつけて、「~なモノ、ヒト」って意味を表すことがあるわけだ。で、fond + ling = fondlingで「好きなもの、可愛いもの」って単語があるわけだ。

大昔、「奥様は魔女」ってTVで、主人公のサマンサ奥様が旦那のこと「ダ~リン」って呼んでただろ? いや、そんな昔でなくても、「うる星やつら」でもラムちゃんが諸星あたるをダーリンって呼んでたよな?(うる星も大昔か?)

あのdarlingってやつも、-lingが絡んでて、dear + lingなわけだ。手紙の書き出しの、「Dear 誰々」のdearだな。よって、ダーリンは「親愛なるヒト」って意味なわけだ。

まあ、それはそれでいいんだが、fondlingについて、語末の-ingを進行形とかの-ingと誤解しちまったバカモン(?)がいたわけだな。んで、-ingを外せば、原形に戻るはずだと考えて、fondleって動詞を作っちまったわけだ。

このバカモンが一人だけだったら、その場で、一種のしゃれとして終わっちまうわけだが、ま、バカモンだらけでみんなに広まっちまったわけだと(っていうか、fondling → fondle + ing がもっともらしく聞こえたから、みんなにひろまっちまったんだろうけど)。

でもなんだ、fondleってのは、なかなかいい感じの動詞だな。女の人に、こうなんて言うか、「愛しくてたまらない」って感じで、いじられたら、男として泣けてくるほどじ~んとしてくるだろうなって思うわけよ。

ほら、イメージ的には、1戦交えた後で、お互い、軽い疲労感があるものの体を寄せて横になっているときに、「あなたって、すごいんだから、もうアタシ、めろめろよ(死語)」とかなんとか言われて、アソコなり乳首なりをfondleされたら、俺なんか、もんどりうって身もだえるわな・・・もんどりうって・・・ふぉんどりうって・・・fondleって・・・

(・・・・・・)

・・・・・・

(・・・・・・)

・・・・(ダメだ、ブランク開き過ぎだ)

ま、そろそろチャイムだな。

(チャイムの音)

「淫乱元妻」(11)

おっと、いけねえ、「淫乱元妻」(10)では、まだチャイムが鳴っていなかったな。変だなぁ、普通ならもうとっくにチャイムが鳴っていてもおかしくないんだが・・・

ひょっとして、アレか? とりあえず、あの段落を訳し終わるまでは、チャイムを鳴らさないようにって、校長がお達しを下されたってわけか?

まあ、分かってるって。残ってるところを片付けちまうよ。残ってるのは、次のところだ。

some were realistic shaped, some "huge" toys that I could not believe that she could even take inside her pussy.

まあ、これはちょっと補えば文の形は分かるよな。shapedのカンマの後にandを補って、あと後ろの方では、some と "huge" toys...の間にwereってbe動詞を補うってこった。someは、もちろん、前の方に出てるdildoとかvibratorsのことな。some dildos and vibratorsからdildos and vibratorsを省略したって考えてもいいぞ。あとは、toysの後のthat節か? こいつは関係詞節な。she could even takeのtakeって他動詞の目的語に当たるのが関係節で先行詞のsome "huge" toysに該当するってこった。

単語的にはややこしいのはねえよな。あ、いや、あるか? 前半のrealistic shapedってのが、チト変かも。いや、チトではなくて、立派に変だわ。realisticってのは形容詞だもんな。形容詞なのにshapedって動詞(つか過去分詞)にかかるってのは変だわな。副詞に直してrealistically shapedでいいだろう。つか、英語を母語にしてるんなら、こういう間違った文章書くなつうの。

しっかし、何で間違ったんだ? この作者は? ひょっとしてアレか? Some were realisticと途中まで書いて、いや何がrealisticかと言うと、「形の点で」なんだよ、と言いたくなったので、そのまま訂正せずにshapedとくっつけたとか?

あとは、なんだ、hugeに何で引用符がついて"huge"ってなってるかってことか? まあ、安っぽく言えば、強調のためつうことなんだろうな。でもな、コイツは何も根拠がないんだが、このhugeって単語、そいつが例えば男性器を形容したりすると、とたんに何かすげえエロティックなニュアンスが入ってくるような気がするんだわ。セクシーな女性に、You are big! って言われたらゾクゾクって嬉しくなるけど、それが You are huge! って言われると、そのゾクゾク感が何万倍にも膨れ上がる感じ。hugeそれ自体にエロい意味が忍び込んでるんじゃねえかってな。

それで思い出したが、「キルビル vol.1」で主人公のブロンドの美女のユマ・サーマンが、あるシーンで、このhugeを使うんだわ。復讐のために千葉真一扮するハットリ・ハンゾウの刀を入手しようと沖縄に来るんだが、その千葉が板前やってる寿司屋のところだ。「ハットリ・ハンゾウの刀が欲しいとは、よっぽど大きな相手なのか?」と千葉が訊くんだが、それに対してユマが It's huge! って答えるんだわ。そのセリフを言うときだけ、彼女の顔がどアップでな。しかも「イッツ・ヒュージ!」って言うんだが、その「ヒュー」のところ、唇を丸めて突き出す感じで言うわけだ。アレ、見方によっては、キスの顔かフェラの顔に見えちゃうんだが、そんなことを連想する俺ってば、エロまみれか?

(教室一同、頷いて、「うん、エロまみれ!」)

ん! ん、まあ、否定しねえよ。ともあれ、hugeに引用符がついてんのは、そこら辺りのエロ・ニュアンスが頭の片隅に浮かんだからって考えておいてくれ。

で、まあ、問題の文を直訳しとけば、前半は、こうか? 

「そのディルドやバイブのうち何本かは、リアルな形をしたものだった」

くらいか? 後半も、直訳としては、

「また何本かは、彼女がプッシーの中に受け入れることができるなどとは信じられない『巨大』なおもちゃだった」

と。まだまだ、読みづらいよな。

「そのディルドやバイブの中には、本物っぽい形をしたのもあれば、とてもアソコに入れられなさそうな『巨大』なものもあった」

くらいでいいと思うな。

つうか、訳としてはこんなもんだろうが、ここにも出てきた、つうか、しょっちゅう出てくるpussyの訳がいちいち困るんだわな。これ前にも言ったかもしれんが、俺が一番、語彙的に困るのは、pussyでありcockなのだよ、諸君! あとfuckもな。

そりゃ、pussyをそのまま「プッシー」とカタカナ使って置き換えてもいいんだが、それだと、ちょっとハイカラすぎる印象があるんだわぁ。pussyもcockもfuckも、それぞれ、女性器、男性器、性交(運動)を表す一番、ごく普通の語彙なわけだ。だから、それに該当する日本語でも、例えばpussyなら、女性器を表す一番ありきたりな言葉を使いたいわけだ。だとすると、アレかぁ? 「おまんこ」ってことになるのか?

これも違うと思うんだわ。まず、俺自身、この「おまんこ」という言葉を日常的に使わねえ。それに他の人が現実に言うのも、めったに聞いたことがない(そりゃそうだ:笑)。

そりゃ、ネットのアダルト小説とかでは出てくるし、エロ本にも「おま○こ」とか伏字つきで出てくるし、ビデオで女優が叫んでたりするし、リアルの女性でも感極まったアレの時に叫んだりするかもしれんよ。だけど、やっぱり、それはどっかエロ関係のマスメディアで使われているからっていう思い込みから使われているような気がするんだわ。本当に、使う本人が日常的に(頭の中でだろうけど)使っている語彙じゃねえんじゃないかってな。

で、内省してみると、やっぱ一番自然なのは、女性器の場合は「アソコ」じゃないかと。そりゃ、エロ業界関係のチンピラとかヤクザとかは「まんこ」って使う気もするし、性欲爆発限界に来てる若者が「まんこ、やりてー」って叫ぶのも自然なような気がするが、落ち着いた大人の(多少なりとも社会性をわきまえた)男女が、女性器を言う場合は、やっぱ、「(お)まんこ」とは言わねえよな。正直、「ちんぽ」にも抵抗がある。もっと言えば、子供や赤ちゃんのペニスを言う場合を除いて、大人の男性器を指すときに「ちんちん」や「おちんちん」を使うのも抵抗があるんだわ。「コイツ」とか「アレ」とかの指示代名詞関係を使っちまうのだわ。

英語でも性器を代名詞のitで指すってのもあるけど、頻度的には、じかにpussy/cockを使うのが多いな。一方、日本語では「アレ」「アソコ」が多いと思うんだわ。この違い、どっから来るんだ? こりゃ、後でもう一度、考えてみたいと思ってるんだわ。それと、アダルト小説という世界の中での呼び方についてもな。「勃起・肉茎・陰茎」とか「女陰・蜜壷」とかの漢字系になっちまうのは何故かとか。

お、ほら、いいところでチャイムが鳴ったぜ! じゃな!

(チャイムの音)

「淫乱元妻」(10)

ヤッホー! 元気だったかー? つか、ラブドールの話しになって、すっかりエロ翻訳から離れちまってたじゃねーか! しかも半年も前!! 放置するにしても限度があるぜ、ってか? 誰か、↓のように言ってくれる女の子いねえかな・・・

放置.jpg

つか俺も、どこまで行ったか忘れちまってたわな(←おバカ)

えーと、えとえと・・・この段落の最後のShe always loved to masturbate...の文か??!!

Off we went to some of the seedy bars around town. I always loved to have her "show off" in semi-public places and she really got turned on doing it too,especially when she knew that nobody would recognise her. After awhile,she suggested we go in an adult book store to check out some "sex toys" for her to play with. She always loved to masturbate with various dildos and vibrators, some were realistic shaped, some "huge" toys that I could not believe that she could even take inside her pussy.

この文をまだ訳してなかったかぁ・・・いや、vibratorsまでの前半部分は訳したか? 「妻はいろんなディルドやバイブでオナニーしては、いつも楽しんでいる」って感じだったな。本文はマスターベーションだが「オナニー」にしておいた。まあどっちでもいいや。だが、この主人公夫婦はちとワイルドでお下品っぽい感じだから、マスターベーションだと少しだけ知的な感じがするから、オナニーの方が合うかな? もっと下品ぽく「オナる」にするか? いやただの語感だけどな。

そういや自慰関係の英語だと、やっぱ一番普通なのはplay with oneselfだわな。masturbateだと少しお堅い感じ。他に、wank off、 jerk off、 jack off とか。offがくっついてできるのが、なかなかいいところだ。こう何て言うか、「抜く!」って感じが率直に出てるわ。もっとも、女の場合もwank offとか使うようだぞ。jack off は女は使えねえ(と思う)。というのも、jack は cock(ちんぽ)の意味だからだ。

masturbateはスペリング注意だぞ! 「手の使い方をマスター(master)した者だけが、自慰で昇天できるから」などと勝手な解釈をして、masterbateなどとしないようにな! tの後はeではなくuなのだ。

しっかし、それにしてもオナニー(onanie)って語彙はほとんど出てこねえな。英語ではめったに自慰のことをオナニーとは言わねえってこった。んじゃ、何で、日本で「オナニー」って単語が使われてるんだ? 明らかに外来語っぽいんだが・・・。

つか、これは案外、有名な話だとは思うが、出所は旧約聖書な。ザーッと大雑把に旧約聖書での系譜を見てみることにするぞ。

****以下、あらすじ****

まずは、アレだ、アダムとイブだわな。神がアダムとイブを創ったと。その後、イブが蛇にだまされエデンの楽園を追放。2人には息子ができて、それがカインとアベル。神がアベルをえこひいきしたので、頭にきたカインがアベルを殺す。怒りを買ったカインは放浪の旅に。

カインの末裔は、もう好き放題にやりまくりで、地上は乱れきり。頭にきた神がノア一家を残して大洪水で清算。この大洪水が「洗礼」の起源と。

ノアの子孫も大繁栄。すべて同じ言葉をしゃべって、一致協力、神に届こうとバベルの塔を作り始める。それを阻止するため、神によってバベルの塔の破壊、ついでに言語をめちゃくちゃに。

ノアの末裔にアブラハムとその甥のロトがいて、その2人が別々の土地に別れて行く。ロトが行ったのはソドムの町。男色でも何でもアリのソドム(とゴモラ)の町の乱れぶりに、神は怒り、アブラハムにソドムを潰すぞ! と伝える。かろうじてロトはソドムから脱出。

アブラハム100歳のとき妻サラとの間に息子イサクが生まれた。神はそのイサクを縛り上げ、いけにえとして殺せと命令。泣く泣くアブラハム、刃物でイサクを殺しにかかる。が、その瞬間、神に「よくそこまでワシのことを信じてくれた」と褒め、「そんだけの覚悟でワシを信じてくれたら、お前の子孫が繁栄することを約束してやろう」と言われる。赤ん坊を刃物で傷つける「割礼」の起源となるし、「神との契約」の象徴となる。

イサクの息子にエサウとヤコブという2人の息子がいた。そのうちヤコブが神に祝福され、イスラエルと名乗るように命ぜられる。このヤコブからイスラエルの12部族と呼ばれる子孫が生まれる。中でもユダとヨセフの2人が有名。だが末っ子のヨセフがヤコブに可愛がられ、それに嫉妬した兄たちがヨセフをエジプトに追放。

だがヨセフはエジプトにおいて現地の国王に結構もてはやされ、やがて父のヤコブや兄たちもエジプトへと招く。

そうかと言って、もてはやされている状態は長くは続かず、やがてエジプトではイスラエル人は奴隷の身に。そえじゃあたまらないと、モーゼに率いられてエジプトを脱出。約束の地の現イスラエル・パレスチナに移住。

その後、ユダの子孫からダビデ王とかソロモン王とかが出て繁栄するものの、分裂したりのすったもんだになり、新興国バビロンに攻められ、囚人として移住させられる(バビロン捕囚)。もっとも、たいしたひどい生活ではなかったが。で、やっぱり元の土地に戻ることになって、後はアレキサンダー大王に攻められたり、なんやかんやと分散。ローマ帝国に支配されることになったのだった。そのうち、ローマ支配下のこの土地にイエス・キリストが生まれると。

****あらすじはここまで****

んで、長々と話したわけだが、オナニーがどこに関係するかというと、ヤコブの子供のユダのところ。ちなみにこのユダは、キリストを裏切ったユダとは別人な。

このユダには3人息子がいたわけだ。長男のエルってのと次男のオナンってのと三男の何とかって名前の男。でもって、長男には嫁としてタマラって妻がいたと。だが、この長男のエルは、タマラとの間に子供を作る前に、なんか知らないが神に逆らったかしてバチが当たり死亡。まあ、現代から考えるとどうってことないのかもしれないが、当時はこりゃ跡継ぎがいなくなってしまうと、父親のユダはあわてたわけだ。よし、そんじゃ、次男のオナン、お前がタマラと一発やって子供を作れ! と、親父のユダは命令。

まあ、俺がオナンだったら、好き放題にヤッテ楽しむんだが。なんたってタマラは結構タマラン身体をしてるし(教室から失笑)

まあオナンも楽しむって点に関しては同じ気持ちだったかもしれん。まあ、タマラとヤルわけだ。だがだ、ヤッテ、子供ができたとしても、当時のしきたりとして、その子供は自分の子供とは認定されず、死んだ兄エルの子供として認定されるらしい。で、そこがオナンにとっては腹立たしいと。

で、オナンはどうしたかと言うと、タマラとせっせとセックスするものの、出すときは外に出したのだった。膣外射精だわな。やることはやるけど、子供を作って、兄の手柄にされるのはごめんだよ、っていうのがオナンの論理。オナンのこの行為を指してオナニーと言う。それが本来の意味で、自慰行為とは異なるわけだわな。

そこらあたりをアメリカン・コミック風に描いたのが次の画像。

onan1b.jpg

笑えるのが、このオナンの行為を神が怒るのだった。「オラオラ! やるなら中出しせんかい! せっかくのスペルマを無駄にするとは何事だ!」と。

でもって神の怒りに触れてオナンも死亡。ヤリ逃げされたタマラはって言うと、やっぱりユダの子孫と言うか、イスラエル人の正統子孫の母になりたいらしいのである。そこで、今度は三男とヤラせてとユダに頼む。だがユダは、長男のエルも次男のオナンも失ったわけで、三男も同じ運命になったら困るってわけで、タマラの願いをうやむやにして聞き入れないことにしたわけだ。

「タマラ、こんなのってタマラなくいや~ん」 と(再び失笑)、タマラは新たな作戦に出る。なんと娼婦になっちゃうのだった。そして、客としてユダ親父を取ると。その手に出るのか、タマラ奥様!

いや、タマラが娼婦になったからって、すぐにお客にユダが来るわけないと思うんだよ。その前に関係ない男に孕まされたら、どーすんの? とは思うが、多分、タマラは、オナンから教わったやり方で膣外射精させていたに違いない。

で、ユダ親父、客として現れ、タマラとやっちゃうわけでした。タマラの作戦性交! いや成功!

義父と嫁の姦通だわな。しかも娼婦化したタマラん身体の若嫁とのまぐわい!

ユダが望んだかどうか分からんが、ともあれ、ユダの子孫ができて、その子孫は後々ヨセフとかモーゼとかダビデとかソロモンとか、果てはイエス・キリストにまで延々と続くのだった、と(本当か?) まあ何万倍と希釈された子孫だろうけど。

つうか、もともとは膣外射精だったオナニーが、どうして自慰に変わっていったのか、そこらあたりはよくわからねえな。「オナニズムの歴史」あたりにあるかもしれないが。

ともかくだ、ナニゲに困ったことは、膣外射精であれ自慰であれ、この「精液を無駄にする」オナンの行為は悪いこととされたわけで、そこから、「自慰は神の冒涜」となっちまうし、避妊も精液を無駄にするわけだから、「避妊禁止」ともなっちまうのだった。避妊に対する教会の道徳的教え。ここらあたりを読むとマジ、キリスト教は狂信的だよな。

てか、男のオナニーは精液を無駄にするから、ダメって話しは分かるが、だとすると、女のオナニーは全然オーケーってこと? いや、それはそれでいいけど。(愛液を無駄にするのはダメって反論は反則な!)

つうことで、俺も神様を冒涜する気持ちはさらさらないので、できるだけスペルマを無駄にしたくないわけだ。中出しはやっぱり気持ちええしな。いや、それより何より、女子生徒は心するように! 望まぬ妊娠を避けるのはしごく当然であるが、例えば、口に出してもらったときとか、体の外に出してもらったときとか、それを飲み込むなり舐め取るなりして体内に入れ、栄養とするならば、決して神はお怒りにならないのだ。いいかな? 極上の健康飲料だと思い込むように!

(女子生徒のユニゾンで:「おー!」)

「淫乱元妻」(9)-特別講義ー

よおー、またまた出てきたぞ! またまたラブドール関係で補講的な話しをしてしまうぞ!(「ぞ!」口調)

さてだ。いきなりだが、愛知万博なのだ。そいでもって、その愛知万博で何が展示されるかをちろっと見てみると、ロボット関連がかなり多いのだ。愛知万博って、ほとんどロボット万博っぽい。で、ロボットと言うと、その進化形には必ず人間に似た装置が出てくるはずだし、さらにその開発の延長線上には、セックス関連のロボットがいるはずなのだ。これは確実なのだ。セックス用のアンドロイド、セクソロイドが必ず現れるはずなのだ。男の視点に限定すれば、自由にエッチができて生身の女性にできるだけ近い、気持ちいい美形のドール・ロボットが登場するはずなのだ。(「なのだ」口調)

そんなわけで、どんなものが考えられるか、ちょっと想像してみたいわけだ。つまり、「現時点での技術レベルと、予想される今後何年か後の技術レベルから、どのようなラブドールが開発されるか(開発して欲しいか)」を予想してみようというわけだ(「わけだ」口調)

だがだ! エロ翻訳代理講師の俺にはちょっと荷が重いので、替わりにエロ・ロボット工学の専門家代理を呼んできたぞ。今日は特別講義ってことでよろしくな。

じゃ、専門家代理のアッシモ先生? どうぞよろちく~チクビ!

***

はい。アッシュ代理講師、ご紹介ありがとうございました。私がアッシモです。よろちく、チクビ!

では早速、話しに入ることにしましょう。いくつかの話題に区切って話しをしていきます。

<重量>
まず、現時点のドールでの問題点の一つとして、重量の問題があった。だが、これは骨格をなす部分の金属の軽量化とかシリコン素材の改良によってある程度、軽量化が可能と思われる。

しかし、本当に軽量化が必要なのか、そもそもその前提が疑わしいと思われる。本当に生身の女性と同じロボットを求めるなら、現時点での40キロ台の重量は軽すぎである。生身の女性で、体重30~40キロなんてのはむしろ軽すぎて病的である。さらに軽量化を進めて、逆に壊れやすくなってしまっては元も子もない。拒食症の病弱な女性を抱いてもつまらないのと同じだ。多少、重量があってもセクシーで健康な女性を抱きたいのが大半の男だろう。したがって、無理して軽量化を進めることはないと思われる。第一、セックスのとき上に乗られた場合、ある程度、重量がないとつまらないではないか(私は個人的に、割と重い女性にのしかかられるのは嫌いではない)。

ところで、生身の女性がある程度の体重があっても、さほど重いと感じられないのは、こちらから動かさなくても柔軟に動いてくれるからと思われる。私は刺身が好きでマグロも好物なのだが、マグロ化した女性はいただけない。マグロ女性のどこがまずいかというと、向こうから動いてくれないため、体重の重さが如実に感じられることになり、苛立ちや疲労感を感じるからである。ドールの場合も、動かない場合はマグロ女と同様なのである。これは不満だ。この点を考慮し、ドールにモーターを内蔵し、ある程度、自動的に動くようにすればどうだろうか(その詳細は後述)。そうすれば重量はさほど気にならなくなると思われる。

大方の場合、ドールの重量で問題になるのは、例えば寝室から浴室への移動とか、収納場所からベッドへの移動といった場合なのかもしれない。これには当面は専用キャリア・車椅子を設計し、それを使うことにしよう。

<基本動作>
セックスプレー目的のドールの場合、何も「立って歩く」とか「逆立ちする」なんてことはしてもらわなくともよい。我々大半は、普通のセックスを楽しみたいだけだ。私も、長い人生の間、相手の女性に「逆立ちして見せてくれ」と頼んだことは一度もない(頼みたくなった衝動を感じたことはあるが)。

ドールと普通のセックスをする。その場合、ドール側に求められることは、まずは、いくつかの典型的な体位をとることができて、その体位で使用者が動くときに、それなりに柔軟に対応して動いてくれたり、自分自身の体を支えたりしてくれれば良いと思われる。その運動制御はやはりコンピュータ制御になるだろう。そのコンピュータは内蔵ではなく外部に置くべきだ。また動力を要するわけであるが、重量を食うバッテリーは用いず、これも外部から電源を補給すべきだ。

したがって、コンピュータとの接続コードに加えて電源がドールから伸びる形式をとる。(接続部は、やはり外見のイメージを崩さないよう頭髪に隠れるあたりが妥当だろう)。

上で基本的な体位をとると述べたが、基本の体位は、やはり正常位と後背位と騎乗位だろう。駅弁ファックなどその他のアクロバティックな体位は当面無視する。正常位・後背位・騎乗位を基本体位として、いくらかその変異形にも対応できるようにする。基本体位は使用者にもっとも快適となるよう前もって微調節が可能にすべきだ。体位選択はリモコンスイッチ式により行われ、ドールの姿勢変更はスムーズに行われるようになっている。もっとも、正常位から騎乗位への変更といった大幅な姿勢変更は、一時停止して行わなければ無理であろう。

ドール側での運動については、正常位の場合、あまり大きな問題は考えられない。性器の結合部を軸として、腹部がうねるような動作を行えるようにプログラミングすればよいと思われる。後背位(バック体位)の場合は、ドールが両腕・両膝で体を支えるときのバランス制御が困難かもしれない。打ち込みのリズムに合わせて運動することができるよう、当然、センサーが仕込まれている。突きに対して柔らかく受け止め、さらには、受け止めつつも臀部を押し返すような動きも行う。これも実現可能だろう。騎乗位の場合は下肢で体を支えつつ、太ももの部分を使って上下動する必要があり、かなり困難かもしれない。縦方向の運動であるので、ドールには重力を感知し、それを元にバランスを制御する装置が内蔵されている必要がある。両手を使用者の胸に当てて上体を支えるようにすればバランス制御は比較的楽になるかもしれない。いずれのアクションの場合も、動作のリズミカルな繰り返しを基本としつつも、意図的に毎ストロークごとに微妙なバリエーションが生じるようにすべきである。また、動きの滑らかさも欠かせない。

そのような滑らかな動きをするためには、従来型のモーターを動力源としてでは困難だと思われる。アシモのようなドールでは役に立たない。その点、次のリンクのニュースは明るい希望を抱かせる。

人工筋肉を用いたソフトロボットの研究開発 - 全身が柔らかい新しいロボットにつながる大きな一歩 -

この人工筋肉は、何より、無音であるのが幸いだ。行為中にドールからギーギーとモーター音が出てこられては興ざめだからだ。このような人工筋肉を骨格部にあわせて配置し、その外をシリコンで覆えば無音で柔軟に動く女体が作成可能になるかもしれない。それが成功する鍵は、やはり性交運動の精緻な観察に基づく運動制御に関する理論構築と、柔らかい人工筋肉の開発であると思われる。

<関節・骨格>
自然な動きを行い、柔軟な姿勢を取ることも可能にするためには、堅牢な骨格と関節が必要である。骨格に関しては、特に背骨が充分に曲がることができるようになっている必要がある。背を丸めたり、逆に反らしたりができるような構造である。水道の蛇腹パイプのような仕組みを用いるか。関節部は、基本的に話題の球体関節を用いる。もちろん、可動範囲は人体の関節と同程度まで実現したい。首が360度回転できる、などといった余計な機能までは実現してくれなくともよい。

<「押したら、それに応じて少し動いてくれる」という動作>
いかに可動であるとはいえ、使用者の希望通りに動いてくれないと、使用中にストレスを感じることになるのは必然だ。通例のヒト対ヒトのセックスにおいては、特に愛情を共有しているヒト同士であるなら、互いに思いやって、相手が希望する姿勢・動きをとることになるだろう。だが、ドールにはそのような使用者の気持ちを察する能力はない。したがって、使用者の意思をドール側に伝え、望む姿勢を取らせる必要がある。もう少しだけ脚を開いてくれ、腕を上げてくれ、首をちょっとだけ曲げてくれ、といった使用者の希望が伝わり、ドールがそれに応じてちょっと姿勢を変化してくれるだけで、重量によるストレスは大きく減少するものと予想される。

そのような機能を実現するために、ドールには外部から力を加えられた場合、その加えられた力のベクトルとは逆方向に(すなわち、押された方向へ)少しだけ動くようにする。脚を開いて欲しい場合は、両太ももの内側を外方向へ軽く押すのである。するとドールは少しだけ脚を開く動作を行う。「少しだけ」と言ったのは、合図を送ったとたんいきなり極端に股を広げられても困るからである。開きが少なかったら、もう一度、同じ指令を送れば、また少し開いてくれるだろう。ドールのそのような慎ましい動作は、かえって使用者をそそることにつながるかもしれない。

このような機能実現には、やはりドールの主要な部位に圧力を感知するセンサーを内蔵する必要があるだろう。そのセンサーが感知した信号を外部コンピュータが計算し、該当する部位の動きとして反応するのである。このような動作は、少なくとも原理的には現時点のロボット工学ではすでに実現していると思われる。考えられる問題点は、使用者が本当に動いてもらいたいと思って押した場合と、そのつもりはなくただ単に欲情に我を忘れて押してしまった場合の区別がドールにはできないことがあるかもしれない。添い寝状態で、ちょっと乳房を触るたびにドールが過剰反応して、使用者の手から逃れる動きをされても、それはそれで困ってしまうからだ。このような事態を避けるため、例えば、当該箇所を「トントン」と軽く2回叩いた後、押しの動作をすると、それに対応した動きに入るが、その合図を行わずに押した場合は反応しないといった仕組みが考えられるかもしれない。「トントン」と叩いても何も反応せず、ぐうぐういびきをかいて寝ている生身の女性に腹を立てることが多い使用者には、時を構わず反応してくれるドールにさらに愛情を深めることだろう。

<体温>
現状ドールの問題点のもう1つは、冬場の冷たさであった。快適な体温を求めて、使用前にいちいち風呂に入れたり、暖房装置の前に置いておいたり、電気毛布を使用するらしい。これに対しては、やはり、シリコンに毛細血管状にヒーターの電熱線を張り巡らすことだろう。シリコンと電熱線との相性など技術的な問題はあるだろうが、これは比較的容易に実現できると思われる。もちろん適切な体温(36度程度)に設定される。局所的には、例えばアノ部分に関してはもっと高めの温度を設定し、文字通り、ホット・プッシーを実現しても構わない。冷え性の女性が好きなら、低めに設定することも可能である。暑くて寝苦しいときには低めに、寒い冬場には高めに設定すれば、添い寝式の冷暖房器具としても活用できる。

<皮膚と洗浄>
実際のラブドールに触れたことがないので、現状のドールの触感がどのようなものか図りかねているが、やはり体表面部は人肌に近い素材を活用したい。「人肌に近い新素材」で検索すると、ゲルトーマフュートロティックトリスキンサイバースキンなどの名称が出てくる。関節部を伸ばした後、自然な形で肌が復元するよう、伸縮性に富む素材が求められる。だが恐らく人肌に近い素材は、ドール用のみならず、医療や美容分野でも求められているのだろう。それだけに、今後、よりよい素材が開発される余地が多分にあると考えてよい。

人肌と人工的な皮膜との大きな違いは、人肌の方が発汗による若干の湿り気を帯びた「しっとり感」があることだろう。ドールに発汗装置をつけるのは現状ではかなり難しい。だが主に化粧品分野で「お肌をしっとりとさせ潤いをもたらす」クリームやローションの類が豊富に出回っている。それを活用することで充分に美肌ドールとなることだろう。生身の女性でも肌の手入れなど美容のメンテナンスは欠かせない。それと同様、ドールでも美容メンテナンスは欠かせない。メンテナンスはユーザーとしての義務である。

より厄介なのは洗浄かもしれない。ラブドールは、ホールの部分が取り外し可能なタイプ(大半がそう)とホール部分が本体と一体化しているタイプ(米製のリアル・ドールなど)の2つのタイプに分かれる。このうち洗浄その他のメンテナンスが容易なのは取り外し可能なタイプである。だが一体化タイプの方は、見た目の自然さなどで優れているのも事実であるし、将来的には一体化タイプの方向へ進むと思われる。さらに、ここで検討しているような機能を備えたドールの場合、どうしてもホール部に様々なセンサーを仕込む必要があり、取り外しタイプにするのは難しい。しかし、例えばAbyss社のリアルドールのページにも解説されているが、適切な洗浄キットが付録としてあるようで、その方面についてはあまり心配する必要がないのかもしれない。シリコン肌の劣化や、色移り、小さな傷などの修復などのキットも改善されることを期待する。

<体液>
先にも書いたが、自然な汗を出させることができたら、いわゆる「しっとりお肌」も実現できるかもしれないが、皮膚全体に汗を出させるのはかなり難しいであろう。それを除くと、体液としては、愛液と唾液の2つが主である(母乳とおしっこはとりあえず今回は見送り)。これは案外、容易に実現できると思うのだが、どうだろうか。「徐々に分泌する」というところで、少しコントロールが必要になるとは思うが、補充可能な「体液パック」を仕込み、キスに反応して適量を分泌したり、体の各所に仕込まれたセンサーに刺激が送られるとそれに反応して、あそこから愛液を分泌するようにする。生身の女性に比べて有利な点があって、それは「体液パック」に味付けを自由に行うことが可能であるという点だ。イチゴミルク味の甘いキス、唐辛子味のホットなキスなど、それぞれの嗜好に応じて、様々なキスが味わえるだろう。クンニにしても、酔いしれるワイン味というのも考えられるし、体温ヒーターを利用して、文字通り、「人肌にお燗した」燗酒も楽しめる。いや、何もアルコールに限定することはない。炭酸系の愛液を仕込むと、挿入時、とてつもない刺激を得られることになるかもしれない。

<反応>
ドールを相手にして、やはり一番むなしくなるのは反応がないことと思われる。無反応なドールを相手にしての行為は、結局は、自慰の延長に過ぎず、生身の女性を相手にするときのような興奮は得られない。だが、使用者の送り込む刺激に対して、何らかの反応を行うようにさせれば、仮想世界のこととは言え、より本物のセックスに近づけることができる。いやむしろ、その反応を制御できることから、本物よりも興奮に溢れたセックスを実現できるかもしれない。SFXやVFXを駆使した映画やテーマパークの出し物によって、日常では通例体験できないことを擬似的に経験できるのと同じである。

反応は、どのような形で、どの部位を用いて行われるかによって、大きく4つに分けることができる。つまり、「体の動きによる反応」、「顔の表情による反応」、「声による反応」、そして「言葉による反応」だ。

まず体の動きによる反応を考えてみよう。とりあえず、正常位で行っているときに求められる反応に限定してみる。(例えばピストン運動のピッチが速くなっていく、挿入の圧力が増える、などの情報をセンサーが感知し、外部コンピュータが計算することによって、捉えられると思うが)使用者の興奮が高まるのに応じて、ドールは次のような動作を行うようにする。

・いやいやをするように頭を左右に振って、髪を振り乱す
・両腕が上がり、使用者を抱きしめる、あるいは使用者にしがみつく動作を行う
・両脚が上がり、使用者の腰に絡みつく(それができないと察知したら、脚は開きっぱなしに)
・背中を反らし、胸を押し上げ、同時に顎を突き出す姿勢になる
などなど

これらの動作は、ある程度ランダムに行うようにセットされている。ランダムゆえに、使用者はドールの行動の予測がつかず、現実の女性を相手にしているような感覚を味わうことができるだろう。

ドールはもちろん呼吸を行う必要はないわけであるが、だが、呼吸動作を行うようにさせることによって(仮想)現実感がさらに高まることだろう。ハア、ハア、ハアという息遣いにあわせて、胸の内空が膨らんでは萎むリズミカルな動きをさせる。もちろん、これも使用者の興奮度合いに比例して、呼吸運動の強さや頻度が変動するようにセットされている。

オルガスムに達しているときのような全身の緊張は、割と容易に行うようにしておいたほうが多種多様な使用者に満足感を与えられるかもしれない。早漏の使用者には、福音となるであろう。遅漏の使用者には、多重オルガスムを味わわせているような充足感をもたらすことになるだろう。なお、行為終了後、体を離すと、ドールは一定時間ぐったりとして息を喘がせているような動作を取る。

センサーからの情報に基づいたこのような自動運転では、どうしてもタイミングがずれて楽しめないという使用者のことも考えて、リモコン式で反応をセットできるようにもしておこう。

上述の動作は、性交時に行う動作ではあるが、もちろん、愛撫時の反応もないがしろにするわけではない。いわゆる性感帯に対応する部位には特に反応のためのセンサーが高密度で仕込まれており、例えば、乳首を指ではじくと、ピクンと体全体を震わせたり、腰から尻にかけてすりすりすると、じんわりとドール全体の体の緊張が緩むとかの反応を行う。「首筋が特に敏感」といった特注品を作ることも可能であろう。さらにはメーカーが秘密の部位に特に際立って濃密にセンサーを仕込み、使用者に、ドールの性感帯を見つけさせるといったサプライズ商品も登場するかもしれない。

「俺のドールは左脇の下14センチのところをカリカリカリと3回引っ掻くと、すげー燃えた反応をするんだ。初めて見つけたとき、ビックリしたよ」
「それを15回繰り返すと、ドールの隠れキャラが表に出てきて淫乱ドールに変わるって知っていたか?」
「え!マジ!?」

とかの使用者の声。

そのような繊細なセンサーも実現可能であるように思われる。特に、この女優ロボット「アクトロイド」にみられるような機能の開発の延長線上に、素晴らしいセクソロイドが位置していることだろう。

顔の表情変化も、広義の運動反応であるが、しかし、表情は特に対人間のインターフェースを持つロボットでは重要である。適切な、そして繊細・微妙な表情を出せるようにするため、ドールの顔面部には特に精密な人工筋肉を仕込む必要がある。瞬きを行うなどは当然であるし、口元の微妙な動きには特に力をいれたい。だが、それにも増して、ラブドールの場合には、「苦痛に堪えているような官能顔」、「恍惚とした無表情顔」、「半ば微笑んでいるような快楽顔」、そして「アクメ顔」など、それこそ、様々な表情が要求されている。使用者が激しく萌えることができる、状況に適切ではあるが、しかし個性溢れる美しい官能顔の開発が一番の難関かもしれない。その開発のために、美人研究者たちの文字通り体を張った献身的研究が必要となるだろう。現時点では、そのようなドールに至りつくためのプロトタイプ的なロボットが、大阪大学工学部知能機能創成工学研究室 リプリーQ1かもしれない。

もちろん顔の表情も、使用者の行う行為、使用者の興奮の度合いなどに対応して変化するように外部コンピュータにより制御されている。

舌を動かす機能は現時点でのロボットでは実現されていないようであるが、これはかなり重要である。キスの際には舌は重要な働きを担うからだ。もちろんフェラチオをさせるというのが究極目標かもしれない。だが、フェラでは、重要な装置が詰まっている頭部を動かす(かなり荒々しく)というかなり難関と思われるハードウェア上のハードルがあるので、実現はもっと先かもしれない。

次に声による反応を考えてみよう。これは意外と容易に対処できるように思われる。性交時を例に取ると、先に(擬似)呼吸運動のことを述べたが、それに連動して、リズミカルに一定の声を出させるようにすればよいからだ。しかも、喘ぎ声のレパートリーは意外に少なく、「あっ、あっ、あっ」、「ん、ん、ん」、「いぃ、いぃ、いぃ」とか、「いや、いや、いや~ん」、「いく、いく、いく」、「ああああぁぁぁ」など多くても2、30種類なのではないかと思われる。それらの音声はファイル化してコンピュータに格納されており、ドールの口腔に備えられているスピーカーから発声させる。「感じる~」とか「いきそう」とか「大きい」とかの常套句も随時発声させるようにしてもよい。むしろこのような発声より、うめき声、喘ぎ声、甘い溜息、唸り声など、動物的な声の発声の方が、リアル感を出すのに手こずるかもしれない。

体液のところで、ドールの方が生身の女性より優れる可能性があることを述べたが、声に関しても同じようなことが言える。声質に関して、例えば、ワープロでフォントを選ぶのと同じように「熟れた人妻風の落ち着いた声」とか「アニメキャラ声」とか、自由に選べるからだ。もちろん、音声ファイルはセット化され、一括して特定のサイトから自由にダウンロードできるようになっている。また、音声部のプログラムの設定によって、「敏感ですぐに声をあげ、うるさいくらいに悶え喘ぐ」といった選択もできるし、隣近所にご迷惑になりそうなら、「ほとんど聞こえるか聞こえないかの、蚊の鳴くような声で、喘ぐ」といった選択もできよう。単に音量調節で対処してもよい。また、声に加えて、雰囲気を盛り上げるための甘い音楽がドールの体内から流れてくるようにしてもよい。

最後に言葉による反応について。言葉を自発的に使えるのは人間だけであるし、機械による自動的な反応は実現されているものの、それを聞かされても、むしろ機械を相手にしているという事実を思い知らされるだけの現状である。自然で創発的な言語の使用は、思考の存在を前提としているので、人工知能の完成を待たなければならないだろう。だが、ドールが人間並みの知能を有する必要があるのだろうか。もしそうなってしまったら、ちょうど私が人間の女性に振り向きもされないのと同じく、私はドール娘にも相手にされなくなってしまうだろう。ドールは私よりも魅力的な他の男性に好意をもってしまうからだ。それは避けたい。ぜひ避けたい。ドールに人間並みの知能を備え付けてはならないのだ。

だが、やはり、ドールには何か萌えるような言葉を発してもらいたいし、仮想世界のこととは言え、会話を交わしたいと思うのは当然だ。そこで考えられるのは、「セックスのシナリオ化」である。

セックスのシナリオ化とは、言葉は斬新に聞こえるかもしれないが、深遠な意味があるわけでは決してない。単に、セックスが行われる様々な状況を設定し、それにあわせてセリフ・体の動き・とるべき仕草・表情などを台本にし、スクリプトとして用意しておくという、それだけである。例えば、「相思相愛の新婚夫婦」というスクリプトは、次のような記述があるだろう。

妻:「あなた、もうベッドに入ってきて~」(誘うような表情)
夫:「お前も、好きだなあ」
妻:「いや~ん」(恥じらう顔)
夫:「お、今夜はピンクのネクリジェか?」
妻:「恥ずかしいわ」(両手で顔を覆う)
夫:「エッチだなあ。ほら、ネグリジェの上からも胸のポチが分かるぞ」(と乳首を触る)
妻:「あん! 感じる~ん」(と体をくねらせる)

などなどだ。使用者はおおよそ、どのような言葉をかけるか、どのような行為をするか頭に入れておき、行為を演じるのである。これは一種のマークアップ言語によって記述されるだろう。ウェブページで文書に与えるフォントや飾りの指定を特定の方法で記述するのと同じく、セリフにあわせて行う行動などを記述する。したがって、使用者の好みの口調に変えてもいいし、表情や体の動きに多少の変更を加えてもよい。シナリオとしては、「最初はからブイブイ言わす淫乱女」とか「よその男を誘惑する人妻」とか「ヤクザ者に脅されつつセックスに応じ、それに溺れる女」とか様々なものが考えられる。恐らく、ネットワークを通じて、様々なシナリオがボランティア的に提供されることになるだろう。使用者はそこから好きなものをダウンロードし、ドールへのプログラムに仕込み、使用するわけである。そのようなシナリオ提供者の中から、天才シナリオ作家として人気を博するセックス・シナリオ・ライターが出てくるかもしれない。
 人工知能の世界ではチューリング・テストと呼ばれるテストがある。ある人間Aがいて、Aには分からぬようにして、別の人間BとコンピュータCの両者とコミュニケーションを取らせる。人間Aが、その応答の結果、コンピュータCと人間Bとを区別できなかった場合、コンピュータCはチューリングテストに合格したと言う。一般的な状況では(つまり汎用の知識を要する状況では)まだチューリング・テストに合格する計算機は存在しないが、特定の限られた状況(例えば、医者による診断など)では、合格に近い成果が出ている。エキスパート・システムと呼ばれるものである。セックスという状況も、特定の限られた状況と言ってよく、セックスに限定したエキスパートシステムができるかもしれない。そうすれば、上記のようなシナリオの一部に、フリートーク時間のようなものを設け、(予めスクリプトに書かれているわけではない)簡単な会話を行うことができるかもしれない。人工無能のような会話になるかも知れないが(しかし学習機能もつければ、案外、楽しいめることになるだろう)。

<おわりに>
人間は古来から常にセックスについて妄想を働かせ、その妄想を具現化する方向を辿ってきた。語りによるエロチックな物語・小説、そして絵画、その後は、より具体性を帯びた写真、映像。これまで述べてきたような、人間に非常に似たセックス・ドールを手に入れることにより、さらに新たな妄想が生み出され、そして人々はその妄想を具現化しようとしていくだろう。人間に対するよりもドールに対してより深い愛情を抱く者も現れるだろう(いやすでに現れているか)。知らぬ間に他の男に自分のドールを使われたり、または他の男になつくようなプログラムを仕込まれ、嫉妬に狂う使用者が出てくるかもしれない。恐らく男性型ドールも開発されるはずで、巨根型男性ドールに妻を寝取られた夫も出てくるだろう。あるいは、「私は自分のドールが他の男に抱かれているのを見る妄想を持っているのです」といった書き出しの話しをネットに投稿する者たちも出てくるかもしれない。

今日の話しはこれまでにします。では。皆さんごきげんよう、よろちく、ちくび。

(チャイムの音)

「淫乱元妻」(8)

ほい! みんな元気かー? この前は話しが途中だったなー!

何の話だったかというとドールの話だ。この前の終わりのところで 「ドールはなかなか奥が深い」 なーんてことを言って引っ張ったが、ちょっと期待持たせすぎたか? そんなディープなことを言おうとしてるわけじゃねえんだ。ただ、ドールというか、まあ結局はダッチ・ワイフなんだろうけど、その進化形のシリコン等身大ドールことをちょびっと調べてたら、次のページを見かけたわけだ。そのディープさにビックリって、そんな話だ。

たあー坊の着せ替え資料室

その道の人たちにとっては有名なページっぽいな。最初見たとき、その独特の世界に目がくらんだよ。まず、言葉からして特殊ジャーゴンがどっさりだ。

まず彼らはドールのことを「むしゅめ」と呼ぶ。またドールが家に送られてくるときのことを、「お迎え」すると言う。彼らは一様な集団ではなく、どのメーカーのドールをむしゅめとしているかによって分類されるし、それとは別に、ドールをダッチワイフとして使うことを主眼とする「実践系」と、様々な服を着せて写真にとって楽しむ「着せ替え系」などの分類もある。破損が生じた場合の修復にはかなりの技術が必要で、それに関する知識を披露する「技術系」のページもある。ドールに費やした費用を家計簿のように披露することもよく行われており、その費用一覧を「おこづかい帳」と呼ぶ。このサイトのたあー坊さんは、すでに1430万円近く使ってる! 

と、そんなところだ。用語集はこちらが詳しいな。

ドールメーカでは、外国ではAbyss社のReal Doll、国内ではオリエント工業の各シリーズが最大手らしい。メーカー一覧はこちら

いろんなメーカーがあるが、俺はどういうわけか、その様々なメーカーのうちの一つ、Level-Dが発足する前後の瞬間を知っているのだ。何かの検索をしてたときに偶然、2ちゃんねるのドール関係のスレッドにヒットして、それをつらつら読んでいたのだが、確か「造型屋」とかいうハンドルで書き込みがあり、「試作品を作って見たのだが、ドール・ユーザーの皆さんのご意見を知りたくて」と試作ドールの写真へのリンクがあったのだった。かなりの出来栄えで、そのスレッドにいる住民たちにはおおむね好評。様々な意見が寄せられ、やがてその「造型屋」さんは会社を建てると言って2ちゃんねるを去っていったのだった。それがLevel-Dだった。造型を専門とする人、たった二人で始めた会社の模様。HPの日記、最近はあまり書き込みがないが、序盤のところは割りと職人さんっぽい訥々とした書き込みがあって、俺もよく見にいっていたよ。製品は好評なのだが、なにせ二人で作っているので量産できず、注文すること自体が難しいらしい。ドール・ユーザーでも何でもない俺だが、何となく、この会社は応援したくなるのだ。

レベルD社の「ミレイ」ちゃん
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ユーザーの方に目を転じると、もういろんな人がいる。ただ、一般的にHPに載せて公開するのは「着せ替え系」が主流。まあ、むしゅめを人に見せるのが楽しいのだから、それは当たり前といえば当たり前だ。で一方の「実践系」はほとんどいない。そんな中、実践状況を公開している実践系の神と呼ばれているのがGenius氏(いや本当にそう呼ばれているのかどうかは知らないが)。MENUの中、「接触編」にその模様がでている。一方の着せ替え系では、特に岳さんのページがほのぼのとして愛情があり素晴らしい(絵日記のコーナー)。

いろんなユーザーのページをざざーっと流し読みしたところ、現時点でのドールは次のような欠点があるらしいな。

・重い
 身長150センチで重量40キロ弱といえば、人間では痩せすぎに属するわけだが、ドールの場合はそれでも重過ぎて使用に不自由するらしい。抱えようとして、腰を痛めた人がかなりいるらしい。特にAbyss社のリアル・ドールは激重らしい。いかにマグロ女であっても生身の女性には勝てない。

・冷たい
 夏場は良いのだろうが、冬場はフル・シリコンのドールの体は冷たすぎで、不用意に「添い寝」をすると風邪を引くらしい。風呂に入れて暖めてから使用するのがベスト(というか常識)らしいが、風呂に連れて行ったり、入れたりするのが、重量の観点からまた大変らしい。

・無理が利かない
 関節部の可動範囲が人間に比べて狭く、無理に動かそうとすると破損してしまう。修復すればよいが、うまくしないと、傷が残るし、次第に汚れもついてくる。そうなるといかに美形のドールといえども、グロテスクになっていく。

・やはりヤッテてむなしくなる
 これは説明するまでもないことかもしれない。

と、そんなところらしい。というわけで、今回は補習レベルの雑談だったな。アハハ!

(むなしいチャイム音)

「淫乱元妻」(7)

(うひ~、じぇんじぇんヤル気でねえよ!・・・「代理母」出したのが2月上旬だから、もう1ヵ月も新しいのやってねえなあ・・・。つか、ブランクが空くのはこれまでも何回かあったわけだが、そん時は、アップはしてなくても訳の蓄積はあって、再開と同時にどどっと出せたわけだんだが、今回は、マジでな~んも蓄積がないのだった。マジやべえなあ・・・。助けてくだしゃい、美術のめぐしぇんしぇい! ・・・でも、そんなこともあるもんなんかもなぁ・・・。まあ、なんとかなるだろって、ことか・・・。さて教室に行くとするか!)

(がらり!)

ヘロウ・エヴリワン! レッツ・ビギナワ・クラス!

みんな、元気だったかあ? 俺はあんま元気じゃねえぞ! だが、そんなことはみんなにゃ関係ねえな(藁)

まあ、ほんじゃ始めるとすっか! この前の続きだ。

どんな流れだったかというと、ちょっとイカレ気味のカップルが休暇で旅先に来てて、このカップル、エロいもんだから、アダルト書店に立ち寄ろうって話しになったところだ。そんで持って、原文は次。

She always loved to masturbate with various dildos and vibrators, some were realistic shaped, some "huge" toys that I could not believe that she could even take inside her pussy.

文自体はそんなんでもねえよな。vibratorsまでの前半部分はチョロイと思う。「彼女は様々なディルドやバイブレータでオナニーするのがいつも好きだ」ってのが直訳だろうな。ただ「いつも好きだ」というのはチト日本語としては変で、alwaysのかかってるところが厄介といえば厄介だな。「これこれでオナニーすると、毎回必ず喜んでいる」って感じだ。うまい日本語になるかどうか、「~でオナニーしては、欠かさず楽しんでいる」くらいかな。

ちょっと微妙になるが、このalwaysというのが面倒っちいところだ。alwaysという単語を見るとちょっと前のある経験を思い出すぜ。日本人妻とアメリカ人夫の夫婦に知り合いがいて、その日本人妻が気の強い女で、旦那にビシバシ文句を言うわけだ。そこで俺が、その旦那に She is always mad at you. って言ったわけよ。ちょっと同情するような感覚でな。したら、その旦那が、「いや違う」って突っかかってきたわけだ。You can't say "always". ってな。alwaysを使う以上、いつ何時でも、あらゆる時間100%、mad at meしてるってことになっちまうが、俺の妻はそんなにひどくはないって言うわけ。俺は、なんだよそれ、そんな硬いこと言わずに受け流してくれよ、ちょっと軽く「彼女、いっつも怒ってるね」って感じで言ったのによと思ったが、そこで突っかかり返すのも大人気ないと思って、その場は流したわけだ。

まあ、確かに正確にはalwaysではなくてoftenを使うのがいいんだろうけど、そこまで厳密に考えて使ってるのかなと、ちょっと疑心暗鬼だ。いや、詳しくは分からんが。日本語の「いつも」ってのが英語のalwaysとは正確には対応してなくて、「いつも」の方は多少当てはまらないときがあっても構わないが、限りなく100%の時間について言うのに対して、alwaysの方は割りと厳密で、100%ありとあらゆる時間に当てはまっていなければならないのが基本かもしれないな。

でもって、問題の文章に戻るが、ここでalwaysが出てくるが、この奥さん、100%ありとあらゆる時間、ディルドとか使って楽しんでるというわけでは決してなくて(てか、そんな状態になってたら、そりゃ本当に病気だ)、ディルドとか使ってオナニーすると、そういうときは決まって100%、快楽にのた打ち回って、あは~ん、あは~んと楽しんでいるってことだ。裏を返せば、ディルドとかを使ってオナニーしても、感じないってことが一度もないということ。そこんとこ、うまく日本語に訳せればいいのだが。

dildoとviberatorは別に説明いらねえかな。電動かどうかの違いだけだと思うのだが。ちなみに俺は疑問に思ってるのだが、ディルドとバイブ、どっちが気持ちいいのかなあ? 何と言うか、これで女性も二種類に分かれると思うんだわな。ほら、よく、クリトリス派とバギナ派って二分があるだろ。どっちを責められると感じるか、オルガスムに達しやすいかってことで。まあアナル派もいるだろうが、多分まだ少数派だろう。で、そのクリトリス派とバギナ派に対応する形で、バイブ派とディルド派に分かれるんじゃねえのかなって。クリ派はバイブでクリをグリグリされると逝きやすいし、バギナ派はディルドでにゅるりにゅるりされると逝きやすいんじゃないのかってな。クラスの女性受講者は、そこんとこどうよ?

クリ派=バイブ派はいるか? (しーん!)
え、んじゃ、バギナ派=ディルド派は? (再び、しーん!)
おい、どっちもダメってことか?! (やはり、しーん!)
んじゃ、なんだ?! どっちも最高よってことか (全員一斉に挙手!)

おいおい! まったく、お前たち、全員淫乱だ! (全員声を合わせて、おーよ!)

(その『おーよ』って返事やめろって・・・・ぶつぶつ)まあ、その返事を聞いて俺も安心したぜ(苦笑)。

***

それはそれとして、何でディルドって名前になってるんだろうな。いやviberatorのほうは分かるんよ。振動するって意味のvibrateから来てるんだろう。問題はdildoの方だ。ちろっと語源サイトでも見てみるか?

dildo

うひょ!

dildo
c.1593, perhaps a corruption of It. deletto "delight," or (less likely) of Eng. diddle (q.v.). "Curse Eunuke dilldo, senceless counterfet" ["Choise of Valentines or the Merie Ballad of Nash his Dildo," T. Nashe, c.1593]

イタリア語の「喜び」を表すdelettoから来てるらしいと。英語のdiddle「だます、(人を)だらしなくさせる」からかもしれないがチト怪しいと。ふ~ん。調べてみると、このイタリア語(というかロマンス語系)のdeletto関係から、文字通り「喜び」のdelightも、「美味しい」のdeliciousも出てきてるようだな。下のお口に入れれば「喜び」いっぱい、上のお口に含んでも「美味しい」ってことか。こりゃ、張り形のディルドにはもったいねえぞ! ぜひぜひ俺のをやってくれー! 絶叫して言うぞ。俺ので頼むー!(クラス一同、しーん!)。

***

(ゲホゲホ! 咳払い)
まあ、ともかくだ。ディルドにせよ、バイブにせよ、さらには男性用のオナ・ホールにせよ、そういう大人のおもちゃ関係も、急速な技術開発が進んできているように思うよ、まったく。材質や操作性がどんどん改良されている。こういうのって技術の世界の面白いところだな。いやマジで。新しい用法を探し出して開発する技術の場合、割と進捗が遅いのだけど、こう、なんと言うか、目的がはっきりしている分野の技術開発の進行速度はタダモノではないわな。

セックス玩具にしても同じで、この場合、「使用者に快感をもたらす」という目的が最大レベルと言っていいほどはっきりしているからな。ただ、モノがモノだけにマーケットが大きくないので開発競争が表立っていないだけのように思うよ。これがどんどんおおっぴらになっていったら、つまり、かなり儲けが出そうになっていったら、結構、近い将来に素晴らしいセックス玩具が開発されると思う。

その点、俺が着目しているのはドールの世界だ!(教室から失笑の声)

いや笑うけどマジで、面白くなってきてると思うぜ。俺自身はドールを持っているわけじゃねえんだが、ちょっと興味があって調べたんだわな。すると結構、奥が深くてなあ。・・・つまり、

(いきなりチャイムの音)

え?? あああ!! 時間かよー! 
しょーがねえなあ・・・・話の続きはまた今度だ! じゃな!

「淫乱元妻」(6)

(ぶつぶつ、ぶつぶつ・・・・ちぃっ! この前の「邪悪な継娘」とか、もうちっと気合い入れて語彙を選択して訳すべきだったよなあ・・・せっかくの良ネタのオリジナルを、なんだか、やっつけ仕事っぽく済ましちまったぜ。・・・てか、俺、もともと、ボキャブラリーが極貧だし・・・翻訳するものにとってボキャブラリーが貧困つうのは致命的だよなあ。つか、極貧ボキャブラに加えて、財布も極貧、性生活も極貧ときたもんだ・・・せめて食生活だけでも極貧から脱出してえなあ・・・いやそれより、この前歯の差し歯、何とかしなきゃなあ・・・すぐ外れちまう・・・ぶつぶつ、ぶつぶつ・・・あっ! また外れた! ふっ飛んだ!)

(あ、美術のめぐしぇんしぇーだ! ああ、いとしのめぐちゅわ~ん! ああ、どーして、いつもそんなに美しいのでしかぁ~)

(あーあ、今日も何もなく廊下ですれちがいってことか・・・・しょうがねえよ、この前歯じゃーな! まあいいや・・さて授業だ、よし、気合い! 気合い!)

(がらり!)

よおー! 今日もエロ翻訳の勉強おっぱじめるぞー! 準備はいいかー? (おー!)
男性受講者は勃起の準備はできてるかー?! (おーよ!)
女性受講者は濡れる準備はできてるかー?! (おーよ!)
(ちっ、女の子まで「おーよ!」ってなあ。もうちっと色気のある言葉で応答してくれよ)

よし気合いを入れたところで、また始めるぞー! この前の続きだ!

After awhile, she suggested we go in an adult book store to check out some "sex toys" for her to play with. She always loved to masturbate with various dildos and vibrators, some were realistic shaped, some "huge" toys that I could not believe that she could even take inside her pussy.

まず最初の文、文法から押さえるぞー。after awhileはいいとして、その後、主節she suggested が続いて、suggestの後は従属節。でもってここはthatの省略だ。んで、その中にwe go in an adult book storeなんたらって続くわけだな。to check out 以下は目的の不定詞だし、for her to play withは、何だっけ、「形容詞的用法の不定詞」ってやつだ。中学校でやったよな。前のsome "sex toys"にかかってる。suggestedの従属節の中、we goとなってるが、こいつは間違いじゃねえのは覚えとこうな。命令とか提案とか要求とかを表す動詞なんかの従属節には、こんな動詞の原形が出てくるわけだ。現在形でなくって原形だぞー。だから主語がweでなくって三人称のheとかでも he go となってhe goesとはなんねえぞ。shouldかなんかが消えてると思っておけば間違いねえ。

まあ、文法のことはそん位にしてだ、とりあえず直訳すると、こんな感じか?「しばらくして、彼女は、使って遊ぶための大人のおもちゃをチェックしに成人向け書店に俺たちは入るべきだと提案した」

ムキになってわざとまんまの直訳にしただろってか?アハハ。察しのとおりだぜ。だけど、やっぱ、直訳すらできねえようだと、エロ訳には届かねえってな。一応、俺も直訳もできるんだぜってとこ見せたくてよ(いいって、そんなの!! ←受講者たちの内なる声)。

まずは「しばらくして」ってところだが、こいつが読み手に分かるかどうかを考えねえとな。文脈からすれば、このカップルは街のややいかがわしいバーを野次馬的に見て回っていたわけだ。その「バーの見回り」をしばらく続けた後で、ってのが「しばらくして」の一言ですんなり分かってもらえるかどうかが問題だな。ここらあたりはいつも迷うところだ。読み手にどこまで通じているかを推し量る必要があって、それは結局、思いやりがどこまであるかに通じるわけだろうが、その点、思いやりゼロの俺だし、頭が悪い俺のことだ、面倒になって、わりとくどく訳す傾向があるのは、俺の訳文見たらだいたい分かるかもしれないな。読み手によっては、「まわりくどいなあ」とか「リズムが乗らねえなあ」とか「早くエロを読ましてくれよ」とか思うかも知れねえんだわ。まあ、ここも、とりあえず比較的くどく訳して「そうこうしてバーをあちこち見回っていたのだが、ある時・・・」くらいに訳しちまうぜ。

次に「彼女は」だ。こいつがダメなのは、もはや言うまでもないかもしれんな。「彼、彼女」はやっぱ日本語じゃ使えねえと考えるべきだ。もちろん使うべきなところもあるんだが、できるだけ使用を避けるのが普通だろうな。こいつを避けて、何も書かないか、それとも、固有名か肩書きで代用が普通だ。ところで、このストーリーの元妻の名前出てたか? えーっと、まだ出てねえな。だから、ここんとこは「(俺の)妻は」で行くほかねえか。省くと、主人公の男とその妻のどっちがsuggestしたか分からなくなるから、suggestしたのが誰かを明示しなきゃだめなわけだし。

でもって次は、そのsuggest(提案する)と、そいつが従えている従属節のところなわけだが、ここんとこもちょっと考える必要があるんだわ。間接話法と直接話法の選択だ。英語の場合、口語的な話しでもわりと間接話法が普通なんだ。いやむしろ引用符使っての直接話法のほうが少ねえと考えてもいい。それに対して、日本語の方は直接話法がずっと多いのな。アレだ、市販されてるエロ小説とかネットでのエロ小説を見ても分かると思うぜ。台詞引用の「、」、で引用された人物の会話だけで延々話しが進んだりしてるが、英語の場合、そういうのは滅多にないと言えるな。ありゃ、物書きが原稿の紙数稼ぎに会話主体で進行させてるのかもしれんが、あながちそれだけでもなさそうなんだわ。少なくとも現代日本語でのストーリー・テリングでは、直接話法をメインに使った進行が普通だし、読み手も、話しがそうなってた方が理解しやすいってわけだ。当然、適宜、英語の間接話法を直接話法(あるいは、それに類した話法)に置き換える必要が出てくるんだと思うんだわ。

そういえば、ずいぶん前になるけど、掲示板で「神無月の愛と官能の世界」の神無月さんがセリフなしでストーリーを書くというルールをご自分に課してみてると書き込んでくれたことがあったけど、あれは、だから、日本語という言語が表現に対して課している制約を打ち破って、修辞的可能性を広げようとする試みと言えると思うんだわ。さすがだぜ。あと、これもずいぶん前になるが、うっとこの掲示板でナゾの男女が出てきて会話だけのバカ話しをしていたけど(てか、覚えてる人は誰もいないだろうけどこれとか)、アレは会話だけでもストーリーが理解可能になる日本語の性質にどっぷり漬かったアホっぽい試みってわけだ(ほんとか>自分)。

ともあれ、ここでは直接話法っぽく行こうな。そうすっと、she suggested ~ は「妻は~と提案した」ではなくって「妻は (一緒に)~ しようよと言った」くらいになるだろうな。

そして今度は、従属節の中だ。to check outって不定詞があって、こいつは目的の不定詞ってヤツだが、ここもチト考える必要ありだと思うぜ。「目的」の意味が濃厚に出るようにしたほうがよい時は、確かに、「~するために・・・した」でいいんだが、そんなにムキになって目的の意味ださなくてもいいときは、むしろ「・・・して~した」の方がすんなり読めるんだわ。「・・・して」のところがgoとかcomeとか、何か動きを表してるときとかは、典型的に後のやり方のほうがいいわな。まあ、ここも、やっぱ訳者の勘というか、どっちが読者に分かりやすいかとか、作品全体でどっちっぽいかの判断に依るわけだが、結構、迷うところだな。とりあえず、ここは「・・・して~した」にしておこうって思うが、どうよ?

でもって、そこらをまとめて訳しなおすと、「そうこうしてバーをあちこち見回っていたのだが、ある時、妻が、一緒にアダルト書店に行って、私が遊べるような大人のおもちゃがありそうかチェックしに行こうって言ったわけだ」くらいになるかな。「私が遊べるような」のところがぎこちねえが、まあ大目に見てくれ。

で、訳としてはそんなもんだろうとは思うのだけど、やっぱ、よく分からねえのが、adult book storeだ。うちんとこのストーリーの中にもいくつか、この「アダルト書店」を舞台にしたのがあるわけだが、ほらあれ、これとかこれとかだ。だがやっぱりよく分かんねえな。例えば、skirts.jpgこんな写真があるが、どう見ても日本の田舎のレンタルビデオ・中古本屋さんだよなあ。大都会のadult bookstoreだと違うかもしれないが。ところがエロ小説の中だと、中では大変なことになっていて、女一人で入ろうものなら、早速、gangbangの餌食になってしまうわけだ。まあ、bookstoreとある以上、成人向けの図書は売ってるだろうし、ビデオも置いてあると。そんでもって、そのビデオを鑑賞できる個室もあるんだろうな。その個室では基本はビデオを見てのオナニー場所になるはずだから、個室に入ったら出るまで店員もなかなか入り込めないと。女がいたらもうやりたい放題ということだろう。だが、こればっかりは実際にそういう書店に入ってみないと実感がつかめないと思うわけだ。小心者の俺には無理だぜ。ゲイがいたら困るしな。よって、adult bookstoreは俺にはやっぱり永遠のナゾのまま。ちなみに拾ってきたadult bookstoreの画像でも貼り付けておこうな。これ。
AdultBookstore.jpg

店の看板が Shiiiii! Don't Tell Mama だってよ。諸君もエロ・ビデオを借りてきたときはママに見つからないようにな! 

「おーよ!」 (男女受講者一斉に返事)

ちっ、だから女子は「おーよ!」って返事しなくてもいいって・・・ぶつぶつ、ぶつぶつ・・・

(チャイム音と共に、飛んだ差し歯の床に転がる音)

「淫乱元妻」(5)

やあ、やあ、やあ! あはははは! しばらくぶりだなぁ。え!? 放置しすぎだって? いやいや、参ったなあ。てか、放置は俺の得意技だ。知ってる人は知ってるよな! って誰に言ってるんだ、俺。

というわけで、前回からの続きだ。ようやく、第2パラグラフに入ったぜ。コピペしておくな。

Off we went to some of the seedy bars around town. I always loved to have her "show off" in semi-public places and she really got turned on doing it too,especially when she knew that nobody would recognise her. After awhile,she suggested we go in an adult book store to check out some "sex toys" for her to play with. She always loved to masturbate with various dildos and vibrators, some were realistic shaped, some "huge" toys that I could not believe that she could even take inside her pussy.

まず最初の文のOff we went to some of the seedy bars around town.だが、いきなり倒置法じゃねえか。we went off to some of ~って語順になるところを変えちゃってるわけだな。かっちょええな、倒置法ってのはって思うんだ、俺は。まあ、そこら辺はどうでもいいが。だが、この元に戻した形のwe went off to some of ~というのもちょびっと奥が深いような気がするな。ていうか、offとto some of the ~というところ、日本語に直そうとすると、ピシッとコンパクトに一対一で日本語にできねえんだわ。went offというのとwent to どこどこというのが圧縮されてはまっちまってる形な。だから日本語にすると、「外に出かけて」+「どこどこに行った」と2文に分けなくちゃいかんのだ。ここら辺、英語と日本語の大きな違いっぽいな。

でもって、どこに出かけたかというと、some of the seedy bars around townだ。このseedyってのが微妙な形容詞だよな。「いかがわしい」といった意味なんだろうが、元々は名詞のseed「種」からできた形容詞だろ? どうしてそれが「いかがわしい」になるんだ? seed→semenという連想か? まあともかくaround townとあるから街のあちこちにある、そういうヤバめのバーを何軒かはしごして回ろうってこったな。「というわけで、俺たちは街に出て、いかがわしいバーを見てまわることにした」くらいの訳だな。

次の文は、これだ。I always loved to have her "show off" in semi-public places and she really got turned on doing it too,especially when she knew that nobody would recognise her.

ショーオフ! ショー(ユア)フラッグなんかよりよっぽど大事なフレーズだ。ただ単にショーするだけじゃねえんだ、ショーしてオフするわけだ。バンバン、外に見せるわけ。そりゃいいわな。しかもsemi-public placesでだ。しかし何だな、public placesってどんなところよ。

まず、駅や商店街は確かにパブリックだな。問題は、暗がりが多いバブや映画館、ファーストフード店、路上などは? いやいろいろ訳してきて思ってることはというと、この「パブリック」というのは、要するに、よそ様が(ヨン様じゃねえぞ)、その気になったら見ることができるような場所と思うわけだ。普通のファーストフード店とか、正直、他のカップルが何やってるかなんか興味ねえわな。だが、そっちのほうから妙な色っぽい声が聞こえてきたら、そりゃ視線を向けるわ。そして、いかに視線を逸らそうとも、いったん気になったら最後、しっかり意識はそっちに向いてしまうわけだ。そういう、「普段なら、別に気にはしないが、その気になったらいつでも見ることができる場所」それがpublic placesだと思うわけだ。別段、新しいことは言っていないが(自嘲)

てか、それにsemi-がついてるのはどういう意味よ! わかんねえー!

まあ、そういうちょっとやばめの場所で奥さんに露出させるのが大好きって旦那の話だな。だがだ、まじで思うのだが、そういう場所で自分の妻なり彼女なりに露出をさせるのはいいんだが、一体全体、どういう言い方でそれをさせるかってのが、正直、俺にとっては謎なのよ。「お前の美しい体を露出して見せて、お前が男たちにじろじろ見られているのを見るのが好きなんだ」とかって言うのか? 俺には言えねえよ、いや、まじで。

で、どこまでイッたっけ? ああ、次のand she really got turned on doing it too,って所だな。ここんとこのポイントはturn onって表現だ。これは最重要表現な! センター入試に出るぞ! TOEICにもな! このonってやつは、電気のオン・オフのオンと同じだ。だから「彼女は、これをすると本当にスイッチがオンになる」って感じだ。で、何のスイッチが入るかって言うと、アレだよ。「エッチ・スイッチ」だ。アレをやりたくてたまらない気持ちのスイッチがカチッっと入るわけだ。だからスイッチを切るのをオフというのと同じで、反対語はturn offだ。「萎え萎え~になる」って感じだな。

こんなスイッチがあったら便利だよなぁ、いやまったく。女の場合、カチッと入れると、じゅん!とあそこがびちゃびちゃになる。男の場合、カチッと入れるとビン!と勃起。・・・いや、却ってまずいか?いたずらされたら堪んねえな。カチッ、カチッ、カチッ、カチッって連続でやられて、ビン!、萎え~、ビン!、萎え~ってなったら、自分でも笑っちまうわ。おもちゃじゃねよって! ショートしちまうよって!

で、続く部分がespecially when she knew that nobody would recognise herだな。前のところのgot turned onのところにかかってる要素だな。ここではrecognizeか? あ、スペリングがこいつの場合はrecogniseと-seとなってるな。これはイギリス英語ってこった。まあそこらは置いておいて、recognizeってのは、「誰々を、誰々だと認識する」ってのがもともとの意味だと思うわ。recognize herってのは「彼女のことを、『ああ、どこどこの誰々だ』と認める」こと。うまく伝わんねえかな。よく2ちゃんねるで、「誰々の中の人」とか言うだろ? あれでいけば、「彼女の中の人をちゃんと認識する」って感じだ。(え? なおさら分からねえって? そうかもな>オレ)

ていうか、正直、俺の場合、recognize Asheという事態になったらどうすんべがと心配になるときがあるわ。こんなページやってるわけだから「Asheの中の人」がバレたら、マジヤバだぜ。職場では謹慎処分(あるいはクビ?)、妻には逃げられ(あるいは黒人男漁りに走られ?)、子供たちには愛想をつかれ(あるいは、父親の跡を継ぐ!と言い出す?)ことになりかねねえぜ。いやマジで。みんな、仮に俺のことに気づいても、そっとしておいてくれよな。頼むよ。

で、I always loved to have her "show off" in semi-public places and she really got turned on doing it too,especially when she knew that nobody would recognise her.を訳すと「俺は、いつもそうだが、わりと人に見られる場所で妻の体を露出させるのが大好きだし、妻の方も、露出すると実に興奮するのだった。特に、自分のことを知ってる人が誰もいないと分かる場所では好んで露出プレーを楽しんできた」って感じか?少し余計な情報を加えちまってる感じはするが、まあ、いいだろうって。

おっと授業時間終了のチャイムはもうとっくに鳴ってたな。延長しちまったぜ、すまん! んじゃ。

(ぶつぶつ文句をいいながら退室する受講者たち)

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