Ashes to Ashes

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[43] 「ロスト・イン・トランスレーション」 投稿者:Ashe 投稿日:2004/06/22(Tue) 00:05 [返信]
43.jpg

Gooでのあらすじ(http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD4814/story.html):
ウイスキーのCMのため、日本を訪れたアメリカ人俳優のボブは、意思の疎通ができない仕事に疲れ、時差ボケと緊張で眠れない。一方、写真家の夫とともに日本を訪れたシャーロットも、仕事に出かける夫を見送り、ひとり不安な時間を過ごしていた。ホテルのバーで初めて会話を交わした2人は、自然と、一緒に街へ出かけるようになる。互いの孤独や悩みを感じ取り、次第に心を通じさせていく2人。やがて、ボブが帰国する日が近づき、別れの朝がやってくる。

***

観てから、かなり時間が経ってしまったので印象があやふやです。東京を舞台にしていますが、出てくるのは東京の高級ホテルとそのバー、及びカラオケ屋や病院くらいか。京都も出てきた。ともかく日本を舞台にしているけれど、日本であることにあまり比重を傾けると美味しくいただけません。これはアメリカ以外なら、英語が通じない世界ならどこでも作れる話なのです。監督のソフィー・コッポラが東京通だったので東京中心の世界になったのでしょう。

 全体にけだるい雰囲気が漂っています。けだるいというか、人間関係や環境への適応に疲れて、力的にマイナスになっている感じ。日本語環境での仕事という「やり難い」状況でCM撮影をしなくてはならない主人公の男性も、夫に放置され気味の若妻も気力はゼロレベル以下です。仕方なく生きている感じです。だからこその惹かれあいだし、触れ合いだったのでしょう。

 僕としてはタイトルの「翻訳で失われるモノ」の象徴的な意味合いに惹かれました。このタイトルだけで非常に様々なことを想像します。その想像した様々なことの一例として、異言語・異文化環境に置かれた男女というストーリーを楽しむとすれば、この映画は秀越です。ラストの耳打ちは余韻を膨らませます。
 カメラは実に70年代、80年代の日本映画のようでした。意図的でしょう。主人公の女優のスカーレット・ヨハンソンはセクシーでした。そして、はっぴーえんどの「風を集めて」も効果的でした。
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