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「Mr.インクレディブル」

スーパー・ヒーローの黄金時代。正義のために戦う彼らは、人々の尊敬と憧れの的だった。だがその桁ちがいのパワーは社会に損害を与えることも多く、ついに政府はスーパー・ヒーロー制度の廃止を宣言する。それから15年。人気・実力とも最高のヒーロー“Mr.インクレディブル”も、今や保険会社のしがない社員ボブ・パーとして暮らしている。元スーパー・レディの妻と3人の子供との生活は表向き幸せだったが、ボブはかつての充実感を忘れられず、悩んでいた。そんな折、元スーパー・ヒーローが次々に行方不明となる事件が起こる…。

***

「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」など、だいたい毎年1本の割合で良質のCGアニメを出し続けてきているピクサーの新作です。いや、楽しめました。小中学生のお子さんと見に行くなら「ハウル」よりこっちの方がずっとお勧めです。遥かに分かりやすく、遥かに楽しめるように作られています。いや、お子さんと行かずともお父さん一人で見に行っても楽しめます。何と言っても、「インクレディブル」の奥さんのヘレンが魅力的です。この奥さん、「ワンピース」のルフィーのごとくゴムゴムの体をしていて、体を伸縮自在にできる能力を持っているのでした。その視覚的な色気と共に、ストーリー上も、ヒーロー稼業をやめて何となくくすぶっていた夫が、陰で再びヒーローとして活躍できるようになり、同時に生活にも張りが出てきたり、ぶよぶよになったお腹を引き締めるため日夜トレーニングに励み、元の逞しいヒーローとしての体を取り戻すと、(ファミリー向けですから明示的ではなく「暗に」ではあるものの)複数回、愛の営みを求めたり、浮気を疑ったりと、日常的な奥様が漂わす日常的なセクシーさを振りまいてくれます。表情が何となくアジア系っぽいのもいいです。下の画像の右側の人。

TI-113.jpg

左側のメガネおばちゃんは日本人の世界レベルの服飾デザイナーという設定らしいです。こしのじゅんこさん?
 今年は押井守の「イノセンス」、大友克洋の「スチーム・ボーイ」、そして宮崎の「ハウルの動く城」と日本アニメの3巨匠が作品を公開するということで期待された年だったわけですが、そして、それぞれそれなりに優れたアニメだったと思うのですが、結局、3本とも難解だったり、絵に力を置きすぎたりと、若年層アニメが本来持っていた「誰にでもストーリーが読めて、感動するテーマがあって、そして躍動する絵に心を躍らせる」というところから離れてしまっているように思いました。だから悪いと言ってるのではなく、すでに、そういうことを目的としなくなっているという寂しさを感じるわけです(「スチームボーイ」はそれを狙ったのかもしれないけど、正直、外してた)。その点、ピクサーは外していませんでした。
 脚本が上手いのかもしれない。というか、実に練りこまれていると思います。練りこむと言うと複雑な伏線を張って、観客を唸らせるとかと感じがちですが、そうではなく、ストーリーラインや登場人物の心境、行動原理などがストレートに伝わるように分かりやすく、そして盛り上がるところもあり、小ネタも印象に残るというのがそれです。ハリウッド辺りには、そういうストーリーを作る専門集団が揃ってるのでしょう。この「Mr.インクレディブル」も、その意味での練りこまれた脚本と格段に毎年進歩していくCG技術とが上手く合体し、子供ばかりでなく大人も楽しめる(そして奥さんのゴムゴム~の体を見て、お父さんも楽しめる)作品になっていました。
 笑えるほど上手くできているのは、悪役のシンドローム君のキャラです。インクレディブル一家は生まれつき特殊能力を備えていて、その上でヒーローとして活躍するわけですが、彼は最初は普通のテクノロジーオタクであり、かつミスター・インクレディブルに熱狂的に憧れていた少年だったのでした。インクレディブルにすげなくされた彼は、テクノロジーで代用する形で皆が超能力を手に入れれば、誰だって空だって飛べるし、強力な破壊力も手にすることができ、みんながスーパーヒーローになれるというのです。この理念は素晴らしい! 大賞賛モノです。だが結局は屈折しちゃってるんですが。で、自分のテクノロジー・ベーズドな超能力を人々にアピールするため、なんと自作自演で事件を起こすのです(怪物を作り、それに街を破壊させ、その後、自分でやっつけてみせる)。恐怖を演出し、それを排除して見せて支持を得るって、これはどこかの国にそっくりっぽいような気がします(またかよ!>オレ)。
 ともかく、テーマ的には、「スーパーヒーローといえども自分の能力を最大限に発揮できないような不自由さは、人間をどよ~んと暗くさせる、それはダメ」ということと「家族が信頼しあい、それぞれに力を発揮していれば、どんなものにも負けない」という明るく正しい信念が謳われています。これは伝統的アメリカ映画的で見終わった後は爽やかです。
 もう一枚、ヘレン奥様の映った画像を。

TI-HELEN_BUS.jpg

これを見たとき、「あっ!」って思いました。上のところのSock'er Momの文字です。ここの表ページというか某翻訳ページの本家に投稿されたストーリーの中に "Soccer Mom"というタイトルのストーリがあるのでした(まだ訳してませんが)。それをチラリと読んだときには、何でサッカーなのか全然分からなかったのでした。でもって、そのときはそのまま放置してたのですが、また別のストーリーにも出てきて、一体どんな意味なのだろうと興味を持ったのでした。で、Googleとかで検索してみると「子供をサッカーチームに通わせ、車で送り迎えするような、中流上クラスの家庭の主婦層。あるワールドカップを契機にアメリカでもサッカー熱が高まり、子供をチームに入れる家庭が増えた。クリントン大統領の選挙のときに、勝敗を分かつキャストを握ったと言われている」らしいのでした。とは言え、イメージが漠然としていたのです。ですが、この映画の前半部分に描かれているヘレン奥様を見るとsoccor momのことが実体としてつかめたのでした。なるほどね、こういう主婦を言うのか(参考ページ)。

なおちょっと穿った解釈ですが、このポスターのsockerはsoccerの異体字で、suckerとちょっと音が似ています。suckerと言えば、suck(吸う、フェラをする)+-erということで「おしゃぶり上手」という性的な意味もあれば、もうちょっと悪口になって「だまされやすい人、おバカ」という意味にもなります。後者の意味で行くとsock'er momは「おバカな主婦」になります。ポスターでsoccer momと書かずにsock'er momと書いてるのは、意図的にsuckerを連想するようにしているからとも見えます。で、そのポスターの中、ヘレン奥様は、ゴムゴムの腕で、その文字にパンチしている。我が子を守るようにして。

もともと強力なスーパーレディだったヘレン奥様は、スーパーヒーローの活躍が禁止された15年間、(超能力を発揮せずに、目立たない生活を送る)ごくごく平凡な家庭を守るのにきゅうきゅうとしていますが、いったん愛する夫や子供たちが危機におちると知ると俄然、大活躍します。sucker momにゴムゴム腕でパンチを繰り出し、我が家族を守るためなら何でもやるわって感じです。クリントンの選挙の時にはsoccer momが勝敗を決したそうですが、今は、これに変わってsecurity momという言葉が出ているそう(参考ページ)。彼女たちは共和党支持です。これも時代の流れなのかもしれないですねぇ(はぁ~・・・って溜息かい>オレ)。

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